「私の名前は夏輪。夏の夜の花火のように、人々の心をひとつにし、風鈴のように共鳴させる」

人間として生まれてでて、まだ2週間と経たない娘と対話した。

「私の名前は夏輪。夏の夜の花火のように、人々の心をひとつにし、風鈴のように共鳴させる」

娘を初めてハグしたときに感じた、女性特有の感触。

抱いているのに、抱きしめてもらっている。

波間に漂う海の中で、浮き輪に掴まっているようだ。

ふわふわと、優しい気持ちになる。

深く深く深層まで落ちていくのに、決して嫌な暗さではない。

海溝には邂逅があり、深層には真相がある。

This is home.

女性とは、家そのものかもしれない。

日本人らしく、ソトとナカを意識する。

女性とは、抱いたこともない地球を抱きしめた感覚を教えてくれる存在。

娘は女性特有の母性本能を、世に出て数分で発揮してくれた。

これから先、どれだけの人にその優しいハグをしてあげるのか、父としてとても楽しみです。

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