世界では“ガイド”が憧れの職業だった。

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ヨーロッパでは「山岳ガイド」にはハイスコアな称号を与え、ちゃんと雇用を確保してあげる場所を与えることで、自然環境保護も同時に課していた。いや、むしろ自然環境保護のために自然発生的に出現したのがガイドだ。キリマンジャロは一般登山を禁止している。富士山くらいのレベルなら、そうなってもおかしくない自然感保護対象だと思う。
中南米でも「通訳観光ガイド」が活躍し、4ヶ国語を話す「Quadrilingual」(クァドリンガル)
や5ヶ国語以上を話す「Multilingual」(マルチリンガル)もいた。
そしてアジアでも「サイクリングガイド」が憧れの職業であり、高給取りだ。
日本にもそんな“ガイド”の活躍する場が欲しい。我々は“コンシュルジェ”であって、“ガーディアン”である。ガイド業を極めようとすればするほど、他業種へのガイドが一筋縄では参入できないことを知る。
トライアスロンは、3種一体の競技であって、単体競技の集合ではない。10種競技が強いからと言って、1競技辺りにかける時間ではソロ競技には圧倒的に勝てない。
ガイド業とは、常に“死”のリスクと隣り合わせである。ガイド業を極めようとすればするほど、ガイドは臆病になる。口数も減り、行動のみがパフォーマンスのすべてとなる。
だからこそ、僕は異業種連携を唱える。
海は海、空は空、山は山、町は町、道は道。それぞれの極め人の集合体こそ、世界最強のチームだ。
ガイドとは、人と自然をつなげ、自然と自然をつなげる。そして人と人をつなげる役目と使命がある。
僕が目指すガイドとは、そんな人格者だ。
そんなことを理解してくれるガイドを育てたいし、繋がりたい。
そして僕もそんな人格者になりたい。

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