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20年の節目に、振り返ってみる

The things that make me different are the things that make me.
自分を変えてくれるものが、自分を作るものだ。
A. A. Milne

19歳は自分にとって、これからの生き方、働き方を今までで一番考える1年だった。

19歳、高校在学中に同級生と設立した高校生団体BEAUが、一般社団法人BEAU(設立準備中)として姿を変え、顧問という立場から、代表理事(暫定)という立場に変わっていった。一年前からしたら想像もつかないが、現在は本業としてBEAUで教育事業と研究を行っている。経営戦略やブランド戦略、教育研究等をリードしている。


10代を振り返る

改めて10代を振り返ってみた。
2010年中国の上海で迎えた10歳の誕生日。当時、中国の経済成長を目の当たりにし、金融や経済に興味関心を抱いたのを覚えている。独学がとても好きで、当時から「引き出しが多いね」と言われていた。
2017年12月の会社設立以来、ブランド戦略事業を主軸に、インフルエンサーやSNSマーケティングに手を出したり、高校卒業後はFinTechに手をだしたり、多くの方に支えてもらいながら、たくさん学ばせてもらった。

会社のメンバーも大きく変わり、現在は僕1人と数人の社外パートナーでミニマムにブランド戦略パートナー事業を行っている。


BEAU LABOが生まれた日

話を教育に戻す。僕は現在、高校生対象の教育に携わっている。最初は小さなキッカケだった。当時、高校生団体BEAUの創設者兼社会人パートナーとして、本業とは別にBEAUの活動のサポートをしていた。高校生団体BEAUの安定的な運営を続けていくために高校生団体BEAU内部に事務局を設置し、高校生の運営をサポートする大学生パートナーや社会人パートナーを増やしていくために活動していた。その頃に現BEAU COOの田川 裕大と出会った。

”高校生が自ら学び、視野を広げ、興味のあることに全力で取り組める環境を”という理念を掲げ、活動していた高校生団体BEAUに対して、地域社会の反応は悪くはなかった。福井新聞創刊120周年記念の事業にご一緒させて頂いたり、Dream2019に掲載していただいたりしたころから、団体の参加高校生の数もそこそこ増えていた。寄付金も多少集まり、運営も難なく続けられた。

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しかしながら、何か引っかかっている感じというか、モヤモヤしているものがあった。

当時、福井県では他の高校生団体の目立った活動は少なく、そもそも高校生団体の存在を知らない高校生がほとんどだった。また、高校生団体BEAUに参加する高校生も、県外で活動したりなど課外活動に熱心な生徒か、高校生団体BEAUに所属している先輩からの紹介という感じだった。

”高校生が自ら学び、視野を広げ、興味のあることに全力で取り組める環境を”という当時の理念を実現できるのは非常に狭いコミュニティの中だけで、そのコミュニティを広げることは、現運営体制のままだと不可能に感じたのだ。


そんな葛藤の中の2019年9月中旬。BEAU LABOの構想が生まれた。
田川 裕大が一般社団法人BEAU(設立準備中)の理事(暫定)、COO兼福井統括として就任。僕たちは高校生団体BEAUを解散し、組織を作り変えた。県内外から大学生や社会人を募り、BEAU LABO事務局を設置。9月22日にはBEAU LABO企画合宿を行った。

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こうして、福井県という地域に密着したPBL(Project Based Learning)教育プログラムは産声を上げる。


高校生に、学校教育以外の学び、社会の中での学び、興味のあることへの探究の価値を感じてもらいたく、2019年の秋冬はイベントを2回開催した。どのイベントも、高校生に主体的に学ぶことの感覚、楽しさを体験してもらい、自分で考え、自分の言葉で話し合うことの大切さを伝えた。

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高校生からのキャリア選択 2019.11.17


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高校生からの国際問題 2019.12.27


最高の教育を追求し続ける

BEAU LABO 1期の参加人数は、目標の10人にギリギリ届かず8人。1月末にスタートした。3か月間のプログラムが無事終わろうとしていた矢先、新型感染症が世界的に流行する。当時はオフライン開催だったため、最後の1か月間の活動スケジュールが大幅に狂い、3か月の集大成の発表会である最終プレゼンテーションも開催見送り。さらに、次期BEAU LABOの開催も見送りとなり、その追い打ちをかけるかのようにBEAU Leadership Programも行く末が案じられることとなった。


BEAUでは、高校生を中心に、大学生や社会人がリアルな場に集まって、対話をとおして学んでいくことが重要だと考えていた。だからこそ、オンラインプログラムに舵を切ったのは熟慮断行だった。
「オンラインでも、地域に密着した質の高い学びはどう実現できるだろうか?」「オンラインだからこそできることって何だろうか?」

予定していたスケジュールを2か月遅らせてはじまったBEAU LABO 2期(BEAU LABO Online)は、応募者目標の30人をわずかに超え、33人の高校生が参加した。そしてちょうど来週、高校生33人の4か月間の集大成、最終プレゼンテーションを迎える。

s4q4_BEAU LABO Online オリエンテーション集合写真1

s4q4_BEAU LABO Online オリエンテーション集合写真2

BEAU LABOは家庭、学校に次ぐ第三の教育の場として、日本や世界の社会教育の普及に大きく寄与できる可能性を秘めていると信じている。BEAU LABOでは、高校生がプログラムの対象だが、そのプログラムを提供する側の僕たちBEAU事務局、そして提携パートナー企業や社会人みんなにとって学びの場であり続けたいと思っている。

福井の”魅力”を高校生の目線で伝える高校生団体BEAUから、”the best education for all of us.”を掲げる教育機関BEAUに変わった一年。気が付けば教育にがっつりかかわっていた19歳。

最高の教育とはどんな教育か。BEAUの仲間たちと、これからも問い続け、追求していきたいなと思っている。




節目だし、久しぶりに文章を書いてみようと思い書いてみたものの、ほとんどBEAUのことになってしまった。Inside BEAUじゃん!

大切な人や大切なものに恵まれた19歳。

感謝の気持ちでいっぱいです!これからも、よろしくお願いします。



20歳も、がんばるぞー。




自分の思ったことを文章にするのが苦手すぎて更新が遅れ気味(すみません~)ですが、日々URALAでコラム連載させてもらっています。



ブランディング(ブランド戦略)などのご相談のりますよ~笑

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