15キロ、街中を歩いた日 ~ガジェヲタにトビリシは難しい~
ずっと書こうと思っていて、下書きで発酵していたシリーズ。7月下旬の携帯を買った話です。
7月も後半戦に突入。この半月でフリーランス歴半年の中で最高月収を軽く突破している今月。この3日間で何があったかと言いますと、
そんな生活を送っておりました。怒涛の3日間+1日を詳しく話せればと思います。
7/12 色々やらかす日
ジョージアに来てからちょうど半年のこの日。のぞみバーの一角で営業中のPEKOPEKOさんにてお手伝いをさせて頂き(追記:移転しました)その夜は家に帰らず納期1週間ほどある仕事を片付けてしまおう、と近所のラウンジに行くつもりでバーに出勤しました。
携帯で軽くメールチェックをし、テーブルに置いて準備をしようとした瞬間に「ザザッ」と変な光のノイズが走ったのが横目に見えました。
嫌な予感を抱きつつ、携帯に触れてみると画面は真っ暗。
実は最近、極端に電池の減りが早かったり、電池100%でも再起動したり、70%辺りで電源が落ちたかと思うと次起動する頃には残り9%だったり。9%→7%→4%→1%までが3分で過ぎたり。
バッテリー絶対イカれてるだろ、とイライラする事が1ヶ月ほど続いていました。
そして遂に画面がつかなくなってしまった。正確に言うと、暗所でようやく画面が見えるくらいに薄ーく、ぼんやりと画面が映るように。普段美しい発色の画面は、たまごっちが電池切れかけている位にとても薄く、朧げに紫色っぽくなって映っていました。
もう壊れたから仕方ないと、2ヶ月前くらいから膨らんできていた携帯の画面をパカッと開いてみると、切れたフレキ線と傷ついて膨らんだバッテリーパックとご対面。フレキ線は振動とかで切れたと推測しますが、バッテリーは水場を避けていたのに膨らんでいるんだもん、京王稲田堤駅前のスマホ修理屋のせいだろと憤っていました。最後の良心で位置は載せません。
うわぁ、最悪や。明日買い替えなきゃ。とかなり凹みながら業務をこなす。空き時間に持ってきていたMacbookでLINEにログインし、父へ報告。
僕「携帯壊れた〜〜最悪や」
父「○○の図面、明日昼までにくれれば10万にするよ」
僕がその時抱えていた案件は父からの店舗設計。気づいたらgmailに指示書と図面が送られてきていて、気づいたら報酬が振り込まれているクライアントです。
まあ仕方ないか…全力でやろう、と翌朝6時までに仕事を片付けて納品、10分後には入金という家族らしいスピード感で報酬を得ました。そこからはFacebookでひたすら安めのiPhoneを探す時間に。
ふう、と一息ついてリュックにあるであろうAirPodsを探すと見つからず…!
普段ならMacBookかiPhoneの「探す」で地図からAirPodsの位置を特定できるのに、iPhoneが故障したことで頭はいっぱいいっぱいに。ああ…無くした…とガチ凹みしながら携帯を探し始めました。
当初は半額くらい(3万円くらい)で購入が可能だったXiaomi製のAndroidスマホを検討していたのですが、初めての携帯から15年共に歩んできた、熱心な林檎教徒の僕は今回も脱教できませんでした。
購入したiPhoneは1350₾(約6.7万円)のiPhone13。元々使っていたものがiPhone12(電池交換込で6.4万円)だったので、ほぼ変わらない値段で1年分グレードアップすることが出来ました。
7/13 携帯購入
携帯の取引場所はサブルタロのCity Mall。とても状態のいいiPhone 13を購入することが出来ました。
早速データの移行を。
最近のiPhoneは旧デバイスと新デバイスを近づけるだけでデータの移行が可能な仕様になっています。これがとても便利で、林檎教は辞められねえ…!
古いデバイスはとにかく何も見えないので、Macbookに画面ミラーリングで映し、黒くなった画面を触って手続きを踏んでいっています。慣れてくると案外文字のフリック入力やパスコード入力を間違えずにできるもんなんですよね。長年の慣れって恐ろしい。(フロントカメラも反応しなくなっていたので、Face IDも使えませんでした)
ぶつかった最大の難問
せっせと移行作業をする中で、問題になったのがsimカード。普段ノマドニアの運営として「simロック解除はやっておきましょう〜」とスタートダッシュ講座で言っていたはずなのに、中古で購入するiPhoneのsimロックチェックを怠っていた。これは問題ですね。
結論から言うと、購入したのはアメリカの大手通信会社「T-Mobile」のsimロックおよびブラックリスト入りされたiPhoneでした。とんでもない地雷踏んでしまった。いわゆる盗難品or債務不履行でインターネットを使えなくされた差し押さえiPhoneってこと。
simロックは、簡単に言えばそのキャリアのsimしか受け付けないということなのですが、(ソフトバンクやauなどの3大キャリアはその会社のsimしか使えない)ブラックリストは相当厄介。分割払い途中のiPhoneが盗まれたり売り飛ばされたりし、支払いが途中で止まってしまっているものです。いわばsimロックの上から被さる布のようなもので、先にブラックリストを解除しないとsimロックも解除できないというとても邪魔な存在。
ブラックリスト自体は「現在の所有者は支払い責任者(オリジナルの購入者)と何の関係も持たない」という事を通信会社に証明出来ればいいのですが、残念ながらそれをジョージアにいながらアメリカの会社に証明させるのは困難です。
7/14 解決策を求めて街歩き初日
取引相手に返金を求めるか、どうしようかと悩んでいたところ、取引相手からTurbo simがうんたらとメッセージを頂きました。
なんだそれ?と調べて見たところ、このような結果に。
めちゃくちゃざっくり言うと、simカードをこのチップに挟んで読み込ませると、simロックが回避出来る、というとんでもなくブラックだけど有効なものでした。
これがジョージアのどこで手に入るかというと…
こちらのお店で。「Turbo simちょうだい」と言うとガサゴソと取り出してくれます。
そして作業すること3分、携帯は無事に通信できるようになりました。
1つ課題点をあげるとすると、地下鉄など電波が途切れる場所に行くと再度電波を掴む為に携帯の再起動が必要になること。
普段移動中に音楽を聞いている身とすれば、強制的に再生を止めなければいけなくなるのが少しストレスではあります。
因みに日本のキャリアにも使えるそうなのでこちらからお試しあれ。
そして解決をした昼からは…
私は元気(ただしガジェットに限る)
15キロほど歩きました。携帯のケースとApple watchを求めて。
ケースを使わない、裸iPhoneを使うのに慣れていない為、どうしてもケースが欲しいと中心のstation squareからサブルタロのcity mallまで往復で歩いたり、(約10キロ)、地下鉄1番線終点のVarketeli辺りをウロウロしてみたり。
残念ながら携帯のケースは「これだ!」というものに出会えず。普段バンパータイプと呼ばれる、側面のみをガードするカバーを装着しているのに何故かジョージアにはバンパータイプのケースが0。背面も保護するケースタイプしかないです。
iPhone12から13は電源ボタンの位置が微妙にズレていることもあり、使い回しはNG。結果同じケースのiPhone13版を日本から来る方に持ってきて頂きました。感謝します🙏
使っているのはこちらのRHINOSHIELD社のバンパータイプ。カバー・リム・ボタンの3パーツに別れており、それぞれを好きな色でカスタマイズ可能です。
僕はネイビーブルー×スカイブルーで、敬愛する川崎フロンターレカラーを再現したオリジナルを使用しています。
ちなみに、このiPhone13とは半年も経たずお別れ。今は自宅のベッド脇で眠っています。1ヶ月早い自分への誕生日プレゼントとしてiPhone 15 Proを購入したのもあり、特に故障は起こっていませんが使用もしていません。やっぱりsimロックあると面倒なんですよ。e-sim使えないのが特に痛いです。
普段は面倒でタクシーやら地下鉄でさっと移動してしまう街も、好きなもののためとはいえ歩いてみると色々新しい発見があって楽しいんですよね。
12月は7年ぶりのヴェネツィアと、はじめましてのプラハ。色々歩き回ろうと思った時に思い出した、書きかけ発酵noteでした。
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