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長丁場の...初デート❤️
こんなことを言うとどうかとも思うが、数ヶ月に渡り結婚してくれとお願いされて結婚した。結婚する気はなかったのだが、数ヶ月の押しに負けてしまった。逃げきれなかった。
振り返れば、浅はかだった。どうやら、結婚は思った以上に大事な決断なようだ。その後の人生に多大な影響を与える。
ぼくはよく、「お前は浅はかだ。」と言われるが、紛れもない事実だ。返す言葉が見当たらない。
それにしても、結婚相手は自由である。迫られた結婚を経て数年が経過。今度は離婚を迫られた。しかも、ぼくの宝物まで奪っていくことを、さも当たり前のように。
どうしたものか。考えはするけれど、どうも腑に落ちない。なぜ、たいていの場合、男性が宝物を奪われるのだろう。こればかりはどうにも解せない。宝物は10歳を超えなければ意思を尊重されず、たいていの場合、奪われる。
それから......
数年前、人生で初めて婚姻届を出した。あれから数年経ち、姻が離に変わった届けを出した。離婚届だ。最初からそう書け。ついでに離縁届も。その理由は、分かる人には分かるかと思うのでここでは割愛。
ちなみに、手続きに丸一日かかった。書く内容が少しややこしいからなのと、提出先が役所だからなのか。まぁ、一日で終わっただけ有り難い。
さて、離婚届と離縁届、出すまでの経緯は諸々あるけれど、出すとなったらそれ相応の気持ちになるかと思いきや、大してなにも思わなかった。
こどもの親権は妻になったけど、ぼくの戸籍にこどもの名前が残る。残らないようにもできるけど、今回はなるべく簡易的に、かつ役所に行く回数を減らしたかったからこの選択をした。
余談だけど、今後ぼくの戸籍に名前が残ったこどもを妻の戸籍に移す場合、家庭裁判所を通じて手続きを行うことになるようだ。
さて、話を戻す。
離婚に至るには、誰しも理由があると思う。でも実際のところ、離婚届を出す時にはやや気持ちが落ち着いているのではないだろうか。もしかしたらぼくだけかもしれないけれど、経験がある方の中には同じように思った方がいるかもしれない。少なくとも、ぼくの気持ちは穏やかだった。
手続きには、妻と二人で行った。双方が名前を書いて押印するものなので、修正があった場合に二人ともいる方が好都合だからだ。
*
「いつぶり?」というくらい妻と二人で外出した記憶がない。
妻は、「こどもを誰かに預けて二人で出掛けるのは気が引ける。」と言っていたので、その意見を尊重し、二人で出掛けることはなかった。
思い返せば、結婚前も、二人で外出した記憶がない。妻にはぼくと結婚する前に二人のこどもがいたから。
なので、ぼくの記憶の中では初めて二人で外出した日。それが離婚届を出す為のデート❤️。
*
話が逸れすぎた。
離婚はするけれども養育費は当然払う。こどもが無事大人になることには協力する。それは最低限ぼくがするべきこと。
離婚の理由は、妻とはこの先同じ空間で過ごすことが難しかった。ただそれだけだから。午前から足を運んだ役所での手続き。雨上がりの夕方にようやく終わり、帰路に着いた。
「そういえば、二人で外出したことないんじゃない?」妻に言った。(その時点では元妻)「そうだね。二人で外出する機会なかったね。二人で外出する機会があれば良かったのかもね」と言っていた。
もしかしたら、その機会があればこうなっていなかったかもしれない。結論、それは分からない。
コレから離婚しようと思っているあなた。奥さんと二人で外出してみては?
PS:どういう決断をしようと、こどものことは大切にしなくてはいけない。それは最低限のこと。※こどもには「こういう決断をしてごめん」という気持ちが残った。
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