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【ヘッジファンド探訪④】ヘッジファンド証券


ふじです~

過去に執筆した記事で、国内ヘッジファンド一例をまとめていましたが、

これからは国内ヘッジファンドを1社ずつクローズアップし、簡単にポイントを抑えていきたいと思います。

(執筆済みの記事)**************

第一弾:EXIA(エクシア)合同会社

第二弾:スカイプレミアム

第三弾:BMキャピタル(BM CAPITAL)

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第四弾の今回は、ヘッジファンド証券。

ヘッジファンド証券とは?

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ヘッジファンド証券とはヘッジファンドの販売を専門とする証券会社。

ヘッジファンドのブティック(お店)のようなもので、ヘッジファンド証券を通して投資者は複数のヘッジファンドにアクセスすることができます。

以前は「鉄壁クラブ」というヘッジファンド証券主催の異業種交流会なども積極的に行われており賑わいを見せていました。

しかし、2019年くらいからあまりニュースが聞こえてこなくなってしまったんですよね。

ヘッジファンド証券の取り扱いファンド

また以前は、エピック・ヘッジファンド・セレクション1というファンドを主力商品としていましたが以下の通り残高減少によりファンドが償還となってしまいました。

上記別紙のとおり、運用会社のエピック・パートナーズ・インベストメンツ株式会社より当社で取扱うエピック・ヘッジファンド・セレクション1について、残高減少によりファンドを維持することが困難であるため、繰上償還する予定である旨の通知がありましたのでご案内申し上げます。引用:ヘッジファンド証券

ちなみに同ファンドのマンスリーレポートに関しては、まだヘッジファンド証券公式サイト上で確認可能。

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引用:ヘッジファンド証券

201年頃から下がり調子になり、預かり資産の現象がグラフにも顕著に現れています。

また、2018年は市場の厳しさも有り年間を通してほとんどの月がマイナスでフィニッシュ。

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投資者離れは必然であったと予想できますね。

ヘッジファンドは手数料が割高な反面、投資者側の求めるレベルも高いのが事実。高い手数料を支払っても手数料の安い大衆向けファンドに預けるより資産が増えなければ預ける意味はありません。

現在は何をしているの?

ヘッジファンド証券は現在、1口1000万円から購入可能な日本株ヘッジファンドの販売を新たに始めています。

ファンド名を「エピック・バリアント・ファンド」と言い、ロング(買い)とショート(売り)の両方を使うマーケットニュートラルをメインの雲鷹手法とし安定した運用を行っています。

そんな同ファンドの直近2020年の運用成績は10%以上。ヘッジファンドならではなまとまったリターンを出せています。

ヘッジファンド証券へのアプローチ方法

公式サイト上のフリーダイヤル、またはお問合せフォームからファンドに問い合わせをし説明を聞くことになります。

最低出資額は1000万円。その後は1000万円単位での出資が可能ということで、結構なまとまった出資額が必要。

報告書は年1回、最低投資期間(ロックアップ期間)は6ヶ月ということもあり、少しヘッジファンド初心者には投資のハードルが高いと言えるでしょう。

ヘッジファンド証券はいいのか?

直近の運用状況だけを見ると、ヘッジファンドとしての安定かつ攻めた運用をできていると感じます。

しかし、お金に関しては「信頼商売」。過去の話ではありますが、1回成績不調でファンドが償還になっているというのは、心に引っかかるのが事実ですよね。

ファンドとの面談の際は過去ファンドの運用状態や償還理由などもしっかり確認し、納得した上で投資したいですね。

■ふじのツイッター(@gkrR2OJjsvN7M9P

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