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188Live2D編n:足の動きで表現出来ることを増やそう!【美しょゲを作ろう】

どうも、恒石涼平です。本日も美少女ゲーム制作日誌、 #美しょゲを作ろう の続きをやってていきます。

腕に胴体にと動かしてきたので、次は「足」を動かしていくよ。色々方法はあると思うんだけど今回は「腰を基点に足を動かし、身体全体を上下にズラすことで地面から離れないようにする」という形で作ってみます!

《関節を動かそう!》

いつも通りモデリングは「先端」から作っていきたい……けどちょっと待った! 腰を基点にすると先端は「足首~足指」といった感じなんだけど、そもそもゲーム画面ではほとんど映らないんだよね。

なので足首に関してはあまり動かさず、「膝」から動かしていきたいと想います。その膝の動きに合わせて足首も調整していければ。

◆膝に2つの動きを持たせよう

今回は膝に「曲げる」「上げる」という2つの動きを作ります。曲げるのは膝を畳むような感じなのでまだ楽ですが、問題は上げる動き。こちらは足首、太もも、それにスカート部分も関わってくる部分なので全体を通して設定していきましょう。

ではまず「曲げる」動作から。

パーツ構造としては、「足首」と「ふくらはぎ」のパーツをそれぞれ調整出来るようにワープデフォーマに入れてから、「膝から下」も調整出来るように2つをまたワープデフォーマに入れる。その上から回転デフォーマを付ける感じにしました。

ややこしいね。それぞれGIF動画で見てみよう。

まずは回転デフォーマで大まかに膝を曲げてみます。うん、なんか変だね。

これを自然な動きにするために、足首とふくらはぎパーツの両方を入れたワープデフォーマで調整していくと……

割と微調整ではありますが先ほどよりも自然に見えるようになりました。膝を曲げる動きはこれで完成です!

……全然曲がってないじゃんって? これ以上動かすとなると労力がすごいの! それにアクションゲームじゃないからこのくらいにしておいてやるのだ。


◆膝を上下させてみよう

次に膝を上下させる動きを作っていきます。前述したようにここでは「膝」「足首」「太もも」「スカート」という多数のパーツを同時に動かすので、気合を入れていきましょう!

今回は先端から作ると破綻しそうなので、太ももの付け根から動きを付けていきます。

ワープデフォーマを使ってこんな感じの動きにしてみました。

太ももの芯を山なりに変化させることでより自然な足の形になるようにしています。リアルの足も丸いからね!

なお上げた状態は分かりやすいと思いますが、下げた時は長さを変えずに膝をやや外に開く感じになってます。通常が内股なのでそれを伸ばすようなイメージですね。なのでこれがどんな動きになるのかは後々分かってくるかと。

ではこれに合わせてふくらはぎを動かします。

足首は置いてきた。こんな風に膝へと動きを合わせて、あまり長さは変えずに位置を調整してます。

流石にこのままだと怖いので足首も持って来て、自然に見えるようにして……


こんな感じで上下するようになりました。タップダンスでも出来そうだね。

下げた時に足首を爪先立ちするような感じにしたので、背伸びするような動作も作れるようにしてます。まあ腕がそこまで上がらないので「んん~!」っていう可愛らしい伸びとかは無理だけど。

そして最後にスカートも動かしてあげれば……

これにて膝の上下が完成です!(太ももにあるスカートの影についてはどうするかまた考えときます)


◆股の開閉も作っちゃおう

現状だけでも問題ないんだけど「表現の幅を広げてみたい」という遊び心が生まれたので、股の閉じ開きも作ってみます。

より内股にさせれば不安感やモジモジとした動作も作れるし、開かせれば……あれだな、ハードルとか飛び越えられる

後者については使い道が全く思い浮かびませんが、実験という意味合いも含めて作ってみました。なお作業としては先ほどやって2つのことを組み合わせてるだけなので割愛します。

はい完成した動きドーン!

スカートの動きが良い感じですね。今日作った動きを使えば……

なぞの動きが出来ます。やったね。

……冗談です。こんな可愛らしいモジモジも作れます。

自由度はそこまで高くありませんが、割と色んなアニメーションを作れるんじゃないかな。今回のゲームでやりたいことは問題なく再現出来るはず。

脱線しましたが、というわけで足のモデリングは完了です!


《おわりに》

次回で立ち絵のモデリング作業は終了になります。記念すべき最後の作業は満を持して……

胸、揺らさせていただきます。

……はいすいません、リビドーが溢れ出しました。胸以外にもスカーフやスカートの裾なんかも揺らせるように動きを設定します。そして最後に「物理演算」を使って揺らしてみるので乞うご期待!

今日はここまで、また次回お会いしましょう。


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