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193スタート画面編d:TyranoScriptを導入しよう!【美しょゲを作ろう】

はい、遊戯王のイベントをとりあえず1万メダル獲得しました。植物族の使い手を舐めるな。

美少女ゲーム制作日誌、 #美しょゲを作ろう の続きを今日もやっていくよ! ようやくゲームとして起動出来る形にしていくんだけども、その為にも今作で使用させていただくゲームエンジン「TyranoScript」について解説していきます。

《TyranoScriptとは》

ゲームを開発するための機能が詰め込まれたより簡単にゲームを作ることが出来るツール、それがゲームエンジンです。

有名なのは「Unity」とか「Unreal Engine」とか。ですが今回はより機能が少なくて、簡単にノベルゲームが作れる「TyranoScript」を使っていきます。

先に挙げた二つのゲームエンジンに比べると、テキストベースで開発すること(プログラミングに似てる形での開発)になるのでややこしく感じるかもだけど、逆に機能は少ないので取っつきやすいと思います。

さて早速ツールを導入していこう。ここのサイトからダウンロードすればいいんだけど……

実はそのままTyranoScriptを使うより「TyranoStudio」っていう補助ツールを使うのがめっちゃ楽でやりやすいっす。なので今回はそっちを導入する流れを見せていくよ!


◆DLしよう!

ではまずサイトにある「ティラノスタジオ」のページから、ツールをDLしてきてファイルを解凍します。

解凍すると出てくるのはこんな感じのファイルたち。

色々あって既に面倒に感じる人もいるだろうけど、実際に使うのは「TyranoStudio.exe」と後で生成される「myprojects」のフォルダくらいなので安心してください。


◆プロジェクトを作成しよう!

早速「TyranoStudio.exe」を起動すると……

こんなウィンドウが開きます。初めて作る場合はここから「新規プロジェクト作成」をクリックしてみよう。

新規作成では以下の3つの項目を設定します。

  • ゲームのタイプ選択

  • ゲームの名前

  • 画面サイズ

ゲームのタイプには通常の「ADV(アドベンチャー)・ノベルゲームの形式」か、LINEみたいな画面で物語を読む「チャットノベル形式」か、スマホやタブレットのカメラ機能を使った「箱庭グラフィック形式」というものがある。

後者二つはPRO版でしか使えませんが、そもそも今回は使わないので解説もしないでおこう。というか自分も作ったことないし何も分からん。

ゲームの名前はその名の通り開発するゲームタイトルを入れるんだけど……正直現場でも開発開始時のタイトルと販売時のタイトルって違うことの方が多いし、そもそも決まってないことも多々あるので適当でOK。

画面サイズは横長だけでなくスマホに適した縦長も設定出来ます。まあ今回は横長のPCゲームにして、イラストの解像度は高めで作ってもらってるのでフルHDと呼ばれる「1920x1080」にしました。

そうしてプロジェクトを作成すると……

このように作ったプロジェクトが表示されます。因みに最初からデモが入ってるので、初めて作る方は右上の「ゲーム再生」を押してみてね。どんなゲームが作れるのか体験できるよ!


◆ゲーム開発に必要なフォルダ・ファイルを知ろう!

さて、ゲーム開発に入るにあたって使うフォルダとファイルを理解しておく必要があります。ややこしいからまずは簡単にだけ知ってみよう。

「myproject」から作成したプロジェクトファイルを開くと、こんな感じのファイルたちが入ってます。主に使うのは「data」というフォルダの中にあるやつで、偶に「tyrano」のフォルダも使います。

ただ「tyrano」フォルダはこのゲームエンジンのより深い所に足を突っ込む部分なので、とりあえず今は気にせず行こう。めっちゃややこしいからな、今は触らぬが吉。

ああ、それと他の三つは無視せよ。必要になったら開くだけでヨシ!

そしてこちらが「data」フォルダの中身。フォルダを開けたら何があると思う? フォルダだ。

急に数が多くなったので簡単に説明していこう。

・bgimage
「バックグラウンドイメージ」つまり背景などの画像を入れるとこ。

・bgm
「バックグラウンドミュージック」言わずもがな音楽を入れるとこである。

・fgimage
「フィギュアイメージ」キャラクター関係の画像(立ち絵とか)を入れるとこ。

・image
「イメージ」背景やキャラ以外の画像を入れるとこ。システムのUIやボタンの画像とかも入れるよー。

・other
「他」他である。組み込むフォントとかプラグインを入れたりします。なおLive2Dはここにプラグインを入れる必要があるので、後で使うよ~。

・scenario
「シナリオ」このゲームエンジンの主役で、起動するとここのファイルが読み込まれてゲームが進行します。ただ物語をぶち込むだけじゃないんだけど、その辺りはまた作りながら話していこう。

・sound
「音」BGM以外の音声を入れるとこ。SE(効果音)だったり、キャラクターのボイスだったりをぶっ込みます。

・system
「システム」ゲームの詳しい設定を決めるファイルが入ってます。非常にややこしいのでまた落ち着いたら解説しよう。

・video
「ビデオ」映像ファイルを入れるとこ。今作ではオープニングとかの映像を入れるかも。

以上、これらのフォルダを使ってゲームを開発していきます。

主に「scenario」フォルダの中に作ったテキストに色々記載して、そこで使う画像や音声データをそれぞれに応じたフォルダに入れていくという流れ。それに関しては今後の記事で見せていこう!


◆終わりに

はい、TyranoScriptの導入だけで記事が終わりました。分かりやすく書けてたらいいんだけども。

次回はscenarioの中にあるファイルについて解説しつつ、Live2Dプラグインの導入とかまで行けたらいいな。タイトル画面を作るにはプラグインの導入もせんといかんのじゃ……

テーマ曲とかボイス収録に関してもまとめないとなーと考えつつ、その辺りはまた気分で決めていきます。

では今回はここまで。また次回お会いしましょう!


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