158シナリオTrue編b：トゥルーエンドの内容から、伏線を考えよう！【美しょゲを作ろう】

美少女ゲーム制作日誌、
#美しょゲを作ろう 。

前回トゥルーエンドのプロットをまとめ直したので、今日はそこから必要な伏線を考えていきます。

《これまでのシナリオ》

シナリオ↓

シナリオ0322

プロット↓

1007_プロット

《伏線の基本は、納得にあり！》

これから前回まとめたトゥルーエンドの情報を元に、どういった情報をバッドエンドや他部分に入れておけば物語が面白くなるかを考えていきます。

しかし全てを伏線として盛り込むのは物理的にも難しい。なので今日は「伏線にする要素」を抜き出していきたい。

……そんな時の判断軸として、まずは伏線がなぜ存在するのかを考えよう。

そもそも伏線とは何か。goo辞書から抜き出してみると……

物語上において未来に起こる重要な出来事を、些細なかたちで前もって暗示しておく手法

という内容でした。

未来の出来事を暗示というのが伏線。これを分かりやすく言い換えると「未来の出来事に対する情報」かな。

先に大なり小なり情報を出しておくことで、未来の出来事を納得させられる。これが伏線の主な力です。

つまり今回の場合では、トゥルーエンドで出される情報や出来事を、納得したりゾワゾワさせるための情報を考えるということだ。

《どの要素が必要か取捨選択！》

よし、どういう思考で伏線を決めるかは定めました。ここからは前回考えたトゥルーエンドまとめから、実際に伏線として必要な要素を抜き出そう。

というわけでドン！

■キスをする選択肢後にオートモード
　　※オートモードであるという演出必要

■答え合わせ
・ヒロインが恋をしたい理由は「死ぬ前に、その幸せな気持ちを知りたかったから」
・死ぬ理由は「世界が崩壊するから」
・世界が崩壊する、している理由は「核戦争」
・今も数秒に一度、世界のどこかで爆弾が起爆している
・ヒロインが主人公に恋をしたいと言った理由は「死の恐怖に怯えない姿に、過去の前向きな自分を思い出して」

■通常分岐
・好きになってくれたことを感謝される
・来世でまた会えたら、次はちゃんと恋人になりたい
・最後にキスをねだられる
・「キスをする」選択肢でクリック
・好きです、とキスしてend

■全バッドエンド回収済み分岐
・主人公の中身が別世界の人だと気づいていた
・気づいた理由は「名簿にない」「朧気に各エンドの記憶がある」「触れた温もりがない」
・心苦しくも、世界を終わらせて欲しいと言われる
・そう頼む理由は「主人公が動かない限り時間が止まっているから→動けば世界を終わらせられる」
・あなたは生きてくださいとお願いされる
・私のことを忘れて欲しい、でもその前に最後の我がまま「大好きです」と告げられる
・「世界を終わらせる」選択肢でクリック
・笑顔でお別れをしてend

そこまで要素は多くないので時間は掛からないかな。１つずつやってると大変なので、抜き出し終わったものを軽く説明する感じでいきます。

■オートモードについて
・オートモードが存在すること
　　→ゲームシステム、ＵＩに伏線を
・オートモードがオンになる理由
　　→ユーザー操作か、ヒロインに要因か

まずはオートモード。そもそもなぜオートモードになるのか、理由付けを忘れてました。ゲームシステムとして存在していることを明示しておこう。

■答え合わせ→謎の整備
・ヒロインが主人公に恋をしたいと言った理由は「死の恐怖に怯えない姿に、過去の前向きな自分を思い出して」（追記）
　　→選択肢等で死に怯えない姿を見せる
　　→以前は前向きだったという伏線

納得させるには主人公（ユーザー）の部分と、ヒロインの情報追加が必要かな。なおこの答え合わせ部分の残りは、以下のとおり既に配置済み。

■答え合わせ（既に謎配置済み）
・ヒロインが恋をしたい理由は「死ぬ前に、その幸せな気持ちを知りたかったから」
　　→恋をしたいという発言が伏線
　　→死ぬ前に関しても配置済み

・死ぬ理由は「世界が崩壊するから」
　　→揺れとリセットなどで配置済み

・世界が崩壊する、している理由は「核戦争」
　　→揺れ、背景で背景済み

・今も数秒に一度、世界のどこかで爆弾が起爆している（追記）
　　→揺れの有無で配置済み

■全バッドエンド回収済み分岐
・主人公の中身が別世界の人だと気づいていた
　　→ヒロインがその考えを受け入れる理由
　　→別世界の存在

・「朧気に各エンドの記憶がある」
　　→２周目以降にヒロインの言動変化が必要

・「触れた温もりがない」
　　→感触、温度関係の記述を変更する

通常分岐の方は後述する隠し要素に入れる伏線にぶちこんだので、全回収済みのエンドで必要な伏線を考えました。

特に別世界という存在はいきなり出しても納得しづらいので、しっかりと伏線立てが必要です。

■隠し要素に入れるシナリオ伏線
・前世来世の観念について
・来世の物語
・選択肢という存在は何なのか
・なぜ別世界と繋がっているのか
・主人公の体はなぜ存在する？
・核戦争の具体的な話
・クリックしない＝停止という状況

最後に隠し要素へと盛り込む伏線。全部の隠し要素を見ることで、ようやく全ての謎が解けるイメージです。

この部分は知らなくても楽しめるような情報にしておかないと、ライトユーザーの満足度が減るので要注意だね。

《今日のまとめ》

という感じで必要な伏線をまとめました。次回は書き終えたシナリオへと伏線を盛り込む作業をしていこう！

隠し要素のついては色々アイデアをメモってるので、また秘密裏に進めていきます。

では、また次回お会いしましょう。

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