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157シナリオTrue編:トゥルーエンドのために確認・調整せよ!【美しょゲを作ろう】

美少女ゲーム制作日誌、 #美しょゲを作ろう

今日からトゥルーエンドのシナリオを作っていくぞ! プロットを読み直して何を書くのか再確認、そしてここまで書いたシナリオを確認・調整していきます。

《これまでのシナリオ》

シナリオ↓

プロット↓

スマホを見る猫


《プロットを再確認》

さて、今日やるのは「プロットの調整」です。トゥルーエンドをより価値のある、意味のあるものにするためにどうすればいいかを考えていこう。

その為にまずは現状のプロットを読んでいきます。内容はすっかり忘れてるからね、何がしたかったのかを確認するのは大切だ!

はい、では長いけど一緒に読み直そう。

【分岐A】
●選択肢(1種)「彼女にキスをする」:1クリック/59
  ↓
【終わり】
○共通(オートモード):0クリック/59
※後で修正予定
■ヒロインが恋愛をしたいと願った理由
死ぬ前に、恋をしてみたかったから。

■この世界は核戦争で崩壊していること
遠くに見える景色、動いてもいない寂れた電車、揺れる世界。
これは最後の戦争のせいだとヒロインは語る。
人類が始めてしまった、するべきではなかった、死の戦争。
もう世界で生きてる人は10万人もいないんだって、と寂しそうに笑う。

■もうすぐに世界が終わり、ヒロインも消えること
そして今日、最も大きな核爆弾のスイッチが押されて、世界は終わる。
それはヒロインが消えることとも同義で。
ずっと覚悟はしてたけれど、いざ死ぬんだと思うと後悔がいっぱい生まれてきて。
その中で一番してみたかったのは、恋をすることだった。
そんな時に、あなたと出会えたんだよ。

■ユーザーとヒロインは生きる世界が違うこと
でも話して分かった、あなたはきっとこの世界の人じゃない、今もこの世界にいない人なんだと。
この世界で生きていて、現状も知らなくて、何より名簿に載っていない人はいないから。
好きになった人が、あなたで良かった。
そう言いながら嬉しそうに笑う。
この世界にいないのなら、きっとあなたは生きていけるから。

■クリック=時間を進める、ことでお別れをする
だから私のことは忘れて、あなたは生きてください。
きっと大変なことがいっぱいあって、死にたいと思う時だってあるかもしれない。
それでも私は、あなたに生きていてほしい。
そう言われてもう一度キス。
あなたは時間を進める力を持っているはずです。こうして時を止めることだって、出来ているのですから。
だから、あなたがここに来てしまった時点で、この終止符を打てるのは、あなただけになりました。
……ごめんなさい、でもお願いします。
この世界を、終わらせてください。

■最後に「好きでした」と泣きながら言われる
消える私のことを好きになってくれてありがとう。
こんなことをさせてしまうのは心苦しいけど、この世界にこれより先はないから。
あなたはこの場所にいてはいけないはずだから。
私もあなたも前へ進むために、世界を終わらせてほしい。
そう泣きながらお願いされる。
でも、1つだけ、わがままを言わせてください。
……本当にあなたのことが、好きでした。
この気持ちだけは、忘れないで……いてね。
そう告げて彼女は泣く。

→end

こんな感じのプロットでした。

なおここはオートモードで進めることもあり、プロットの行数=クリック数という縛りはありません。

くつろぐ犬


《考えるために準備をしよう》

プロットを見てもちょっと長いから分かりづらい気がする。なので思考を深めるための前準備をしよう。

まずは内容を端的にまとめて追記もしていく。

■キスをする選択肢後にオートモード
  ※オートモードであるという演出必要

■答え合わせ
・ヒロインが恋をしたい理由は「死ぬ前に、その幸せな気持ちを知りたかったから」
・死ぬ理由は「世界が崩壊するから」
・世界が崩壊する、している理由は「核戦争」
・今も数秒に一度、世界のどこかで爆弾が起爆している(追記)
・ヒロインが主人公に恋をしたいと言った理由は「死の恐怖に怯えない姿に、過去の前向きな自分を思い出して」(追記)

途中までまとめていて、ここで論理の無さに気づいた。ヒロインが主人公のことを「別世界の人」だと気づかせたいんだけど、どうにも理由が弱いんだ。

ここは納得できる理由をしっかりと決めておかないと面白みがない。さてどうするか……と考えてるとフラッシュアイデアが浮かんだ。

伏線追記を前提に、全バッドエンドを見ているか見ていないかでちょっと内容変えようかな。

見てる場合は別世界の人と気づいて、見てない場合は普通に一緒に消えると思われる感じ。うん、面白そうだ。あとは理由を考えて、それぞれのバッドエンドに伏線を散らす流れで行けると思う。

ノートパソコンの上に乗る猫

まずは現状のプロットから抜き出して、通常の分岐をまとめてみよう。

■通常分岐
・好きになってくれたことを感謝される
・来世でまた会えたら、次はちゃんと恋人になりたい(追記)
・最後にキスをねだられる(追記)
・「キスをする」選択肢でクリック(追記)
・好きです、とキスしてend

こんな感じであっさりしつつ、「来世」のことを入れておく。この来世については隠し要素として何かを盛り込むつもりなのでお楽しみに。

そしてもう1つの分岐をまとめると……

■全バッドエンド回収済み分岐
・主人公の中身が別世界の人だと気づいていた
・気づいた理由は「名簿にない」「朧気に各エンドの記憶がある」「触れた温もりがない」
・心苦しくも、世界を終わらせて欲しいと言われる
・そう頼む理由は「主人公が動かない限り時間が止まっているから→動けば世界を終わらせられる」
・あなたは生きてくださいとお願いされる
・私のことを忘れて欲しい、でもその前に最後の我がまま「大好きです」と告げられる
・「世界を終わらせる」選択肢でクリック(追記)
・笑顔でお別れをしてend

色々と追記をしつつ、こんな感じかな。

だがしかし、まとめきれなかった感がすごい。どうしても必要な要素が多く感じてしまって全部書いちゃうんだよね……

内容の濃いところなので仕方ないと割り切ろう。

くしゃみ中の犬


《今日のまとめ》

という所で今日はここまで。

次回は今日まとめた内容から必要な伏線を考え出して、執筆済みのシナリオ調整に入ります。それが終わったらトゥルーエンドプロットを再構成するか、もしくは執筆に入るかといった感じ。

残りのシナリオは作品の要なのでしっかりと考えていきます。では、また次回お会いしましょう。


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