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91パッケージ編e:イラストを探して、より具体的に仕様を決めよう。【美しょゲを作ろう】

PS5来ました、恒石涼平です。

その話もしたいけど、
今日も美少女ゲーム作っていきます。

パッケージイラストの仕様書制作、
今回は「イラスト情報」を詰めよう。

《全体確認のお時間》

これは決して文量の嵩増しではない。
全ての項目を再確認するだけなのだ!

《基本情報》
●イラスト名
パッケージイラスト
●メインテーマ
内容が「悲恋」である可能性を理解させる
●メインコンセプト
ヒロインの「悲しげな笑み」で印象づける
●パッケージとしての留意事項
・サイズは大きくなるが、
 一目でテーマが伝わるようシンプルに
・立ち絵の絵柄・クオリティに合わせること
●登場キャラクター
・ヒロイン
・主人公(手だけ)
●形式・報酬
【形式】
サイズ:4000x2600px
納品ファイル:psd(各パーツ分け状態)
作業確認手順:ラフ→線画→塗り
備考:Live2D対応
【報酬】
報酬:70,000円
リテイク:各段階で3度まで

《シーン》
●場所
電車内
●時間帯/天気
夕暮れ/やや曇り
●光源の配置
空間や位置関係を重視せず、
ヒロインの表情と世界観を印象付ける

●服装
セーラー服

●シーン状況
「窓に手を当てて、涙するヒロイン」
という状況を、2通りの意味で見えるようにする。
①ヒロイン視点で窓の外を眺めている
②主人公視点で窓越しにヒロインを見つめ合う


《イラスト》
●構図テーマ
●構図
●場所(ある程度の立ち位置、向きも)
●ポーズ
●イラスト差分リスト

《Live2D》
●アニメテーマ
●パーツ分け想定
●モーションリスト

基本情報、シーン情報と来たので、
今日はイラストに関して。

参考イラストを探しつつ、
情報をまとめていきましょう。

あくびするチワワ


《イラスト情報》

●構図テーマ

ここは既に以前の記事で考えた。
メインの参考イラストも用意しているし、
それを元に書いていこう。

既に考えていたのをコピペすると……

主役をヒロインにしたまま「世界観」をチラ見せする

こんな感じ。
主役という所がちょっと分かりづらいので、
ちょいと修正してみる。

●構図テーマ
ヒロインの魅力を見せ、世界観をチラ見せする

これでフィックスして、次に行こう。


●構図

ここではメインの参考イラストを提示して、
構図の指定を行います。

既に見つけていたイラストがこちら。

こういう手を窓に触れさせて、
ガラスに映ったヒロインを見せたい。

……という考えを、
分かりやすく簡単にまとめる必要がある。
まずはこのイラストから参考にする点だけ、
まとめてみよう。

・構図はこのイラストを参考に
・ヒロインは窓に反射して見えている
・手前の右手は、男女の区別がつかないように
・雨は降らない想定

とりあえずアイデア出しは完了。
後でまとめ直すとして、
残りの情報を考えよう。


あと必要なのは……表情くらいかな。

イラストのテーマが「悲しげな笑み」なので、
表情だけでゲームの内容が分かるような、
そんな表情を探す!

今回もPixivにて検索検索!
「涙」で調べてみたら……いいのありました。

口は笑っているけど眉は悲しんでいて、
そして涙を零す。

頬染めを抑えてもらえば、
ちゃんとテーマを伝えられるはず。
こっちも箇条書きでまとめて……

・閉じた口は笑っている
・眉は悲しんでいる
・涙を浮かべて、片方は頬に垂れている
・視線は参考にせず、こちらを見つめる

こんな感じで構図はまとめておこう。

ノートパソコンを見る猫


●場所(ある程度の立ち位置、向きも)

ここは特筆するようなことないかな。
参考イラストでもう定まってるし、
シーン情報にも載っているから。

なのでパス!
下手に情報を増やすと、分かりづらくなるし。


●ポーズ

こっちも今回は動かしたりしないし、
手を窓に合わせているくらい。

それも構図に記述するだけで充分だ。
なのでここもパスかな。


●イラスト差分リスト

ゲームのタイトル画面としても、
このパッケージイラストを活用したい。

プレイ状況に応じて変化を付けたいので、
表情の差分だけは作ってもらいましょう。

ただ通常のCGよりは減らして……

【目}
・やや細めた目
・閉じた微笑み目
【口】
・閉じた微笑み口
・開いた不器用な微笑み口

これ以外はLive2Dで演出できるだろう。
なので差分はこれにて終わり!

拳を突き上げる牛


《今日のまとめ》

次回で仕様書は完成かな。

パッケージイラストが出来上がったら、
そろそろタイトルロゴも発注せねば。
形になっていくごとに費用が出て行きまくりだ!

ちゃんと収支は計算してるので、
年末に向けて調整しつつ依頼出していきます。
2020年の終わりは近い!

では、また次回お会いしましょう。


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