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何事も「多用」はしないでおこう!

多用とは「多く用いること」

主に3~4回以上、狭い・近い範囲で同じようなものを用いること。私はそれを多用と呼んでいます。

そして基本的に「多用はしない方がいい」とも考えており……今日は色々な部分についての「多用」のお話をさせていただければ。

■同じストーリーを多用するな

ストーリーやシーンといった大きな枠組みで考えて、多用することはデメリットが大きい。似たようなストーリーは飽きられるし、他作品・他シーンと勘違いすれば理解度が下がります。


■同じ問題と解決を多用するな

物語には基本的に「問題」とその「解決」がよく存在する。しかしそれも同じようなものを何度も繰り返してしまう人がいる。

問題と解決、これが生み出すのは基本的にキャラクターの成長です。同じようなものを繰り返すとキャラクターの成長は見えず、ユーザーからの信頼度や好感度が下がってしまう。


■同じ構造の文章を多用するな

文章は様々な要素で構成されている。主語、動詞、目的語、修飾語……とまあ大枠で見ても細分化しても構造が存在することは分かるだろう。

そんな構造に関しても、同じものを多用すると飽きがきてしまうと思う。言ってしまえば不自然なのだ。なるべく構造に関してもバラけさせて、「同じである」という無駄な思考が生まれないようにすべきだと考える。


■同じ文章の始め方を多用するな

文章の始め方もなるべく自然になるよう色々なものを使っていこう。「俺は~」「俺は~」「俺は~」なんて文章は微妙でしょ?

ここまで多用するなと言っているが実際は場合によりけりです。印象付けるという意味合いであれば、ある程度多用を用いた方がいいでしょう。その話はこちらの記事で解説。


■同じ語尾・文末を多用するな

偶に自分でもやってしまうことがある。「~です」「~です」「~です」と同じものを多用すると、これもまた読みづらさを作ってしまうものだ。

段落ごとでも多用するのも、段落内でも多用は厳禁だと私は考えています。ここぞという時に連続させるからこそ、多用には印象付けるというメリットが生まれるのだから。

非日常はいつも起きれば、それはもう日常になる。意味のない所で多用すればその武器はドンドン弱くなるだけ。切り札は最後まで取っておけ。


■同じ文字数の文節を多用するな

人は文章を何で読むか。もちろん「目」を使って読み、脳で理解する。

目で見るということは文章は言葉であると共に「図形」としても存在している。ゆえに同じ文字数の文節を多用すれば、興味も惹けず理解度が落ちてしまう。森の中にある木よりも、何もない草原に1本生えた木の方が魅力的なものです。

もちろん図形という意味合いで考えるなら、ただ文節だけじゃなく「漢字と平仮名」の組み合わせという点も意識しておくべきでしょう。漢字と仮名の二字と一字の構造で文章の全体を執筆する。こんな組み合わせの多用は読みづらさを作ってしまうから。


■おわりに

多用はするな。使うべき部分を見極めろ。

これはあくまでも私の考えだけれど少しでも参考になれば幸いです。

では、また次回お会いしましょう。


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