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162シナリオTrue編e:新たなバッドエンドで物語を動かそう。【美しょゲを作ろう】

美少女ゲーム制作日誌、 #美しょゲを作ろう

がっつり休んじゃったので今日は一気に進めたい! という気持ちを置いといて、焦らず急がずまったりと進めていきましょう。

《これまでのシナリオ》

シナリオ↓

プロット↓


《意識の乗り移り、という現象》

トゥルーエンド前に追加する要素がこちら。

別世界そのもの
→ヒロインが別世界の存在を信じている

意識が別の人間に乗り移る(ユーザー)
→意識を他人に繋げるという技術が既にある
→今の自分は本当に自分なのか不安になる
→意識が違う人の時は、目が赤くなる
  →隠し要素にヒロインに誰かが乗り移るのを入れたい


主人公=ユーザー
→夕空で主人公の目が赤いことに気づけない
  →キスする距離でようやく気づく

まだ1つの要素だけが完了していて、前回はここの2つ目の途中で止めていました。新しいバッドエンドを追加することで以下の要素をまとめて入れていこう、という流れになってたかな。

新エンド「ヒロインに誰かが乗り移る」
■意識を他人に繋げるという技術が既にある
■今の自分は本当に自分なのか不安になる
■意識が違う人の時は、目が赤くなる

エンドの内容として「ヒロインに誰かが乗り移る」というファンタジーな内容を、そして中にある6クリックで3つの要素を見せていきたい……その短い中で何とかなるのか……?

とりあえずやってみて、無理そうならまた別の場所への挿入を考えよう。ちなみに新しいバッドエンド分岐はこちら。

53
;表情:後悔して俯き
忘我の時を越えて彼女は呆然とうつむく。
自身の言葉を噛み締める彼女を見て……

@選択肢2ーB2

54
「何もしない」→2ーB2ー1
「気にしてないと声を掛ける」→2ーB2ー2

前回の記事で考えた「何もしない」という新しい選択肢から、さっきの要素を含めて考えていこう!


《怠惰への罰》

今回書く部分のプロットはないのでアドリブで書いていきます。

イメージとしては選択肢後の55クリック目で急展開への繋ぎ、56からヒロインが意識を乗っ取られる、別意識によって世界の真実が語られる、問い掛けようとした所でリセットエンド……という流れかな。

今回は執筆をより実感してもらうために「1クリックごとに思考→執筆したシナリオ」という形で記事にするよ!

■55クリック目

ヒロインに別意識が入ってくる、というのはいきなりやると絶対理解されない。なので1クリックを使って小さなワンクッションを挟んでおこう。

「通常のヒロインに異変が起きる」という感じなら大丈夫かな。何もしないという主人公に対して絶望的な反応を見せてから、途中で言葉が途切れて異変が起きる……よし、書いてみよう。

55
;表情:目を見開いて絶望→ハイライト消去
小色
「え……あ、あはは……そ、そうですよね。
変なこと言ってごめ――あ、れ……?」

■56クリック目

次は知らない意識が入ってきたことを理解してもらうために、ヒロインとは全く違う感じを見せていこう。

ここで出す情報は「ヒロインの目を赤くする」というものだけ。あまり情報を出し過ぎると理解度が下がるので、ほんのり入れてみよう。

56
;表情:澄まし(赤目)
;演出:やや全体アップ
小色
「……ああ、なるほど。
そうかそうか、これが新しい身体なのですね」

■57クリック目

まだ理解できないけど何かが起きている状況。ここから残りのクリックでヒントを与えていこう。

赤目は継続して、主人公の目も赤くなっていることにも気づかせたいが……それはまだ早いかな。先に別意識であることをもっと出していこう。

あと若干のホラー感も出したいので、1クリックごとにアップし続けていきたい。そんな感じのことを考えながら書いてみると……

57
;表情:微笑み(赤目)
;演出:全体アップ
小色
「あら貴方は……意識を繋げた先で、
新しい出会いなんて、ロマンチックですね♪」

■58クリック目

ここで「意識を他人に繋げるという技術が既にある」という情報を明確にしよう。

別意識と化したヒロインに「新しい人になれる幸せな技術」「主人公も同類であること」という感じのことを語らせたいかな。後者については次クリックでいいかも。

なお、ここでは地の文を無くすつもりで書いています。主人公の意思とかは関係ない、ここで彼女が語りかけているのはユーザーに対してなのだから。

58
;表情:笑顔(赤目)
;演出:更に全体アップ
小色
「ふふっ、唖然としちゃって……可愛いです。
本当に幸せな技術ですよね、新しい人になれるだなんて」

■59クリック目

さっき書けなかった「主人公も同類であること」という情報を入れていこう。合わせて「世界の終わり」も示唆していきたいかな。

主人公の様子を見て少しきょとんとしてから、「目が赤いから、主人公も同類である」という情報を出す。そして次のクリックに繋ぐイメージで書こう。

59
;表情:きょとん(赤目)→微笑み(赤目)
;演出:更に全体アップ
小色
「あれ、貴方も……ですよね?
赤い目をしてますし、わたしと同類なのでしょう?」

■60クリック目

これで残る伏線要素は「今の自分は本当に自分なのか不安になる」の1つなんだけど……通常のヒロインの時じゃないと入れられないね、これ。なので次回に回します。

普通に世界の終わりを見せながら、リセットエンドを作ろう。別意識のヒロインには……笑わせるか、まるで他人事みたいに。

60
;表情:笑顔(赤目)
;演出:顔アップ
小色
「って、あらら。何だ終わっちゃうんですね?
残念ですけど、またお会いできたら嬉しいです♪」

→リセット


《今日のまとめ》

という感じで新しいバッドエンドを作ってみました。かなり理解しづらいものになっちゃったけど、ガッツリ伏線という感じだからユーザーも「謎を提示してるんだな」と感じてくれるはず。

ミステリーっぽさをここで出して、トゥルーエンドが全てのバッドエンドを見た人への鳥肌な答え合わせになるように調整していこう!

という所で今日はここまで。また次回お会いしましょう。


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