見出し画像

「スーパーカブ」と言う名の宇宙船

※この記事はアニメ『スーパーカブ』についての記事です。


画像1

ゆるキャン△を見た後にはこのアニメを見ようと決めていた。
こう言うアウトドア趣味系のアニメはいいものだ。
いつかはやってみたいなあと思っていることを彼女らがやってくれるのだから。
いくら考えてみても僕には一緒にキャンプしてくれる友達やツーリングしてくれる友達などいない世界線で今をいきている。
少しぐらい夢を乗せてもいいではないか。

そんな気持ちでアニメを観る。

この「スーパーカブ」はゆるキャン△と違ってどちらかと言うとリアリティを追求した作品となっている。
キャラクター然り、設定然り。
しかし、前情報によるとバイク好きの間では少々炎上したらしい。

アマゾンでレヴューなど見てみると、なるほどやってられない。
「これはこうあるべきだ」「こんなのなんてあり得ない」

どの界隈にも一部そう言う輩はいるもので、いつだって新規参入の窓口を阻害している。
玄人目から見たらそれは致し方ないことなのかもしれないが…

バイク専門誌で語られることでもないんだから、いちアニメの作品として僕は純粋に楽しめた。

と言うのも、僕の兄はその昔バイク乗りであったため、少なくても高校時代から「鉄の馬」には憧れを持っていた。
バイクに跨るよりもギターを手に取ってしまった僕には、「いつかは乗れたらいいなあ」と言う淡い憧れだけが残った。それも日本全国どこにでも行ける、旅のバイクとしての代名詞、「スーパーカブ」に憧れた。

そんな僕にとって、僕の代わりに女の子がバイクに乗ってくれるのだから夢を乗せるしかないだろう。


小熊さん

画像2

主人公の小熊さんは全くキャピキャピしていない。
友達もいなければ家族もいない、楽しみも何一つない。
淡々と日常をこなす。
しかしスーパーカブに出会えたことによって自分の人生が少しづつ変わってくる。
この作品はストーリーよりかは少し内面的な「人間ドラマ」にフォーカスしている。
カブを通して新しいものに出会い、未来を変えていく姿は少し泣ける。
でも後に出てくる椎ちゃんになぜか冷たい。


礼子

画像3

小熊さんが初めて出会う仲間。
郵政カブに乗って富士山を登ろうとしてリアルバイカーたちの怒りを買ったらしい。
そんなこと言ったらバンドマンは「けいおん!」見れないぞ。
彼女の存在のおかげで小熊さんの人生はだいぶ彩り鮮やかになったんだと思う。
人生で礼子のような存在に出会うかどうかで色彩が変わってくるんだよね。
願わくは礼子側の人間もそう思ってくれていたらいいよね。
おこがましいか。


椎ちゃん

画像4

2021年ベストオブ天使枠で有名な椎ちゃん。
文化祭で助けてもらった事を期に小熊さんと礼子に憧れを抱くようになる。
カフェを経営している。
最初、小熊さんはなぜか椎ちゃんに冷たい。


画像5

小熊さんはスーパーカブに出会う前、チャリンコで学校に通っていた。
「自分には何もない」と、悶々と自転車を漕ぐ彼女を、スーッと追い越していく如何にも満ち足りた少女、それが椎ちゃんだったのだ。

アニメの最終回、小熊さんは椎ちゃんに感謝される。
私はあなたに憧れていた。

二人の過去と現在が行き来する瞬間は感涙ものである。


このアニメを見たからではないが実はずっとスーパーカブは魅力的なバイクだと思っていたことは前述した。
なぜかスーパーカブって「どこにでもいける」っていうイメージがある。
作中でもそんなセリフがある。
今は画面の少女たちに夢を託し、いつか自分も跨ってみたいと夢をみる。
なんにも心配がなくなったら、日本全国どこへでも行きたいなあ。


#アニメ #スーパーカブ  


------------------------------------------------------------------✂︎
今日も読んでくれてありがとうございました。
何か感じてくれた方はスキやコメント、気に入ってくれた方はフォローしてれたら嬉しいです。プロフィールのリンクから僕の活動にとべます。興味があれば見てみてください。恐れ多いですが、サポートはクリアな活動資金になります。
それではまたお会いしましょう!   
RyO

100円でいい事があります(僕に)