企画とは社会への「問い」だと思う
僕は、編集者は「問い」を立てる仕事なのだと思っている。
「問い」がなければ、「答え」が出るはずがない。「企画」と言われるものは、たぶん実は社会に向けた「問い」なんだと、最近つくづく感じている。
たとえば新書をはじめ、本では問いかける形式のタイトルをよく見かける。それはまさに問いが企画になっているものだし、本に限らず、あらゆるコンテンツの企画の根源には何らかの問いがある。
単に問うことだけを考えると、そのプロフェッショナルとも言えるのが子どもだ。子どもは、あらゆることに疑