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次のゲルへ向かう

約6年住み着いた世田谷区から出る
次の住処は佐賀県鳥栖市
まだ人生で住んだことがない町

鳥栖市のイメージと言ったら
複雑なジャンクションとアウトレットとサガン鳥栖
佐賀でありながら福岡に囲まれた不思議な土地
そんな人口7.2万人の地方都市にワクワクしている

思えばうちは転勤族だったから引っ越しは慣れっ子だった
両親は佐賀県生まれで
ぼくが生まれた時に住んでいたのは福岡
そこから熊本に住んで
大分に行って熊本に戻ってきて
家を建てたからまた県内で引っ越して
やっと腰を落ち着けたのがいまの実家
結局、小学校にいるうちに3回も転校した
そこから父は単身赴任になった

子供の頃から引っ越しとなったらワクワクしていた
ココを離れたくない!と思ったことは一度もない。笑
友だちは寂しがってくれていたけど
ぼくは必ずまたきっと会えると思っていたので
全く悲しくはなかった

小学校の卒業式の日
ぼくが転校してから2年間ずっとクラスが一緒だった子に言われた衝撃の事実
転校したばかりの時、席が隣で、ぼくの苗字が少し珍しいからか「これなんて読むの?」とその子が聞いたら、転校生のぼくは「それくらいも読めんと?!」と言い放ったそうだ。笑
それからせっかく転校生だからと気にかけてくれたその子はがっかりしたという。

転校生のぼく、きっとほんとは緊張してガチガチに守りに入ってたんだろうな
ワクワクといいつつ全くゼロからの友だち作り
仲良くしたいけど傷つきたくないって
ふだんよりも殻を厚く身を守っていたのかも

そんな当時の可愛くない小5の転校生にアドバイスするとしたらなんだろうか?

みんなきみの敵じゃないよ
少しの勇気をもって周りの人の良いところを率直に伝えてみよう
向こうも勇気で返してくれる
そうやって少しずつでいいの
きみの本当の友だちが君を見つけてくれるよ

じゃあね、小さな転校生

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