《夢と現実》

この間冠婚葬祭が殆ど全部あった。最初に、知合い入院から始まった。入院は凄く心配したけど、別の人の結婚式は感動した。そしてその後に飲み会があったから参加したが、過去最低の飲み会だったことは今でも覚えている。その2、3日後家族の誕生日にサプライズでお祝いに行った時、酒をみんなで飲んでいて家族が心の底から喜んでくれて本当に幸せだった。その日と翌日に家族普通のありきたりな話をした。だが、しかしその1週間後の朝に家族が息を引き取った。忘れもしない。朝いつもの様に起きようとしたら、家族がバタバタしていて、携帯を見たら訃報が入っていた。ショックのあまり何もしたくなくて、何もできなかった。そして何よりもっと一緒に過ごしたかった。ドクターから、『年末までもつかどうか分からないから覚悟しておくように。』と言われていたみたいで、その内容を伝えられた。最初は意味が分からなかったけど、棺桶の中で冷たく、触ってやはりもう会話できないのだと実感した。通夜、葬儀、火葬をしたが、それでもやはり認めたくなく、あれから夜の数だけ考えた。そして夢なら早く冷めて欲しかったけれど、それは現実だった。亡くなってすぐ仕事があったが、ずっと夢であれと思っていた。しかし、幾ら煙草を吸っても、暴飲暴食しても全くと行って良いほど、変わらなかった。それで漸くもう居ないのかと思い知った。その後は実際にカウンセリングを受け、大泣きして1人寂しく帰ったことを鮮明に覚えている。もう本当に何が何だか分からない。少し話が逸れるが、生きるべき人が亡くなり、そうでない人が生きている世になった。生きるべき人が亡くなると言う夢であるべき事が辛く残酷な現実となり、人々に襲いかかる。現実は残酷だ。

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