見出し画像

韓国プロ野球に学ぶ海外戦略のスピード感

5月頭に開幕を果たした韓国のプロ野球リーグKBO。

当時の海外に対する発信や戦略については以前まとめました。

世界ではそれぞれリーグが実際に再開したり、米国内でも再開・開幕に向けて動きがあったりと再びスポーツコンテンツが溢れる時代へと戻りつつあります。

その中でいち早く動き出した韓国プロ野球は今も米国ではESPNにて全米放送されています。大抵が夜中の放送なため、深夜枠ではありますがそれでもKBOは海外戦略を緩めずに積極的に動き続けています。

6月には英語でのオフィシャルグッズページを開設。アメリカへの配送は遅れる可能性があることなどもしっかり明記。

そして海外での売り上げを一番記録しているのが、開幕当初英語での発信を積極的に行っていたNC Dinos(最近は減っています)。現在好調を維持しており、リーグトップの成績を挙げていることもプラス効果となっています。

そんなチームに対する分析記事も英語では出てきています。

アメリカ国内でのKBOに対する注目が少しは上がったことを見て、MLBでもプレー経験のある朴賛浩氏もゲストに呼び、NYにある韓国協会が新型コロナウィルス下でのリーグ開幕についてのウェブキャストを行います。これはリーグ主導というわけではないかもしれませんが、野球をきっかけに米国と韓国を繋げる機会が出てきています。

そしてKBOの英語インスタグラムページでも野球だけではなく、選手達が身に付けているエンブレムや韓国を知ってもらう発信も少しずつ。海外組織にアカウントを運営するときには少なからず意識するところですね。


海外での認知度を挙げる絶好の機会を得たKBO。今後これを持続していくため、そしてマネタイズしていくためにどういった取り組みを続けていくのか。早ければ7月3日には制限付きではありますが、観客を含んでの試合を再開する予定にもなっています。今度はその様子をどう伝えていくのかにも注目していきたいですね。

もちろんこれが正解でも、成功しているわけでもないかと思います。ですがトライ&チャレンジを実践していこうとしている様子は伝わるスピード感がある気はします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?