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「正解」という言葉を使わない

今日のnoteは、僕が使わないことに決めている言葉についてお話しします。

使わないことにしているのですが、近ごろ使ってしまうこともあるので、意識して言い換えていきたいなぁと思っているところでもあり、自分のために言語化しておこうと思います。


言葉は思考を作る

よく言いますが、言葉は認識を生み、認識により思考へ影響するという風に僕は考えています。理屈は↓の本で知り、納得しました。

「知らない言語を知ることは、新しい世界を知ることでもある。そして、新しい世界は思考の器を大きく変える」という主旨の本だと思いますが、僕はそれ以上に、言葉が思考に大きな影響を与えているということを強く意識しました。

ヘレンケラーの名言↓も心に刺さりますが、僕は感覚的に言葉と思考を反対に捉えていたりします。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。


「正解」と言う言葉を使わないことにした理由

理屈は本で知ったのですが、体験として理解できたのはマネージャーになって1年くらいのときです。

僕は、初めていわゆるマネジメント職になったときに、「正解」と言う言葉を頻繁に使っていました。

他にも、付随する言葉として「〇〇すべき」「絶対」「〇〇しかない」「〇〇でなくてはいけない」という言葉もあるのですが、それを含めると、そればかりでコミュニケーションしていたと言っても過言ではありませんでした。

「僕らのなるべき状態に到達するためには、〇〇するのが正解だし、逆に言うと〇〇するしか、その方法はない」などと言ってましたが、正直、チームメンバーがついてきてくれている感覚はない・・・

そして、1年くらいがたったころ、直属の上司がこうアドバイスをくれました。

「お前、なんか痛々しいなw マネージャーとはこうあるべき!という思いが強すぎて背伸びしすぎてるし、無理に何かを言いきったり、”絶対に”とか強い言葉使わなくても、自然体で良いんだよ?マネージャーなる前はでかい口叩いてたのに、ダセェww」と。

ちょっと!言い方!!(それなりの関係性がありましたw すごくお世話になって感謝しきれません・・・)

誰に言われても、肩に力が入りすぎていて、受け止められなかった気がしますが、自分をマネージャーに引き上げてくれた人からのアドバイスだったので、(かろうじて、幸運なことに)素直に受け止めることができました。

僕は、そもそもは「強く断定的な言葉」を前提条件も言わずに言うことを”バカみたいだなぁ”と思っていて、「〇〇ともいえるし、見方を変えれば××かもしれない」とか言って、周りに”めんどくせぇ・・”って思われるタイプでした。それではまずいと思って、頑張って強い言葉を使っていたのです。

それ以来、僕はそういった言葉を封印して、自然体で、”めんどくせぇ・・”って思われに行くwようになりました。

無理に断定していた時よりも、戦略の判断やメンバーとのコミュニケーションも柔軟になってきて、理解してもらえたり共感してもらえる部分も増えていったように思います。(めんどくさいと思われながらも)


そんな体験の中で、僕は「正解」「〇〇すべき」「絶対」「〇〇しかない」「〇〇でなくてはいけない」と言った言葉は

①思考が限定されてしまうから(バカになるから)

②無理な背伸びになり、自然体でなくなるから

という理由で使わないようにしています。


でも使っちゃう

そして、今日、noteに書きたくなった理由なんですが、使わないと決めているのに使っちゃうんですww

「こういう前提で、こういう状況で、こういう結果を求めるのであれば、基本的には〇〇が正解と言える」

くらいの状況でしか使ってはいけないことにしているのですが、そうであればそもそも他の言葉に言い換えることができるので(例えば「望ましい」と言い換えても一緒)中途半端に、使うよりももう封印してしまいたいんです。そうすれば、思考も広がるはず!!

ところが、最近、使っちゃうんですよね。反対の意味で使ったり。

「絶対、おかしいよー」「これは間違っている!」とかも正解の反対として、封印しているのですが、最近使ってしまっているんです。(ここ数日のnoteもちょっと強引に断定する傾向あり)

その理由を考えてみたのですが、思わず使うようになってきたのが先月くらいからなんです。で、先月と今月は僕の仕事の超繁忙期!忙しいんですね。

自分の思考回路を振り返ってみると、断定する言葉を使ったときには、ほとんど思考してなくて反射的に使っていました。おそらく、

忙しい⇒考える余裕がない⇒直感的に正しいor違うと思う⇒口にする

と言うことだと感じます。

もちろん、直感はバカにできない(というか随分当たる)のですが、それを思考の幅を狭めた状態のまま、口にしてより可能性を狭めて思考停止するのは、僕の望むところではないなと思います。

忙しくても、何とかして余裕を持つか、忙しさを軽減して余裕を持つかのいづれかが良いと思うのですが、いづれにしても余裕って大事だなぁ・・・と気が付きました。


最後に

忙しくても、気持ちに余裕を持てればそれでOKな気もしますが、それはどうすれば良いのか想像ができない・・・時間に余裕がなければ、基本的には気持ちにも余裕はなくなってしまうように思います。(今度、考えてみよう)

「繁忙期だから仕方ない」と思いこまないで、忙しさを軽減して余裕を持つようにしないと、思考が広がっている状態でいることが難しくなり、使いたくない言葉を使ってしまうということを認識できました。

せっかく原因が把握できたので、「やらないことの決め方」というnoteが書けるくらいに、忙しいから脱却して、余裕を持つ方法について考えてみたいと思います。

では、また明日!



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