【#1142】チームにセカンドペンギンはいるか?
お元気ですかー?
今日のnoteは「チームにセカンドペンギンはいるか?」というテーマでお話しします。
僕は最近、セカンドペンギンの存在が主体的なチームを作ると思うようになりました。そんなお話です。
ファーストペンギンに、俺はなる!
僕はこれまで、ファーストペンギンになることにこだわってきました。
ファーストペンギンの定義は以下のとおりです。
僕はこの定義よりもファーストペンギンのことを広く捉えていて、最初に手をあげたり、セミナーで最前席や真ん中に座ったり、主体的な動きでその場をリードすること全般を指してファーストペンギンであると考えています。ちょっと拡大した解釈ですが、誰よりリアクションを取るとか、大きく拍手するとか、大きな声で挨拶することで、率先して周囲に貢献しようとする行為もファーストペンギンであるとしています。そして、そうであろうと決めて行動しています。できてないこともあるけど。(もちろん、若い頃は皆さんと同じように「挨拶なんて時間とカロリーの無駄だろ」とか言ってました。)
僕を知っている人は納得してくださると思うのですが、僕は基本的に積極的なタイプだと思われています。それは、ファーストペンギンになることで周囲に貢献しようと決めているからというわけです。
セカンドペンギンがいないと心が折れる
「櫻井くんは社内研修好きだからねぇ。積極的でいいね!」なんて言われたことがありますが、僕は思います。
「そんなわけねぇだろ」と。
「内職しているあなたのように、できれば普段の仕事したいよ。忙しいんだよ!」と。
断言しますが、主体的で積極的に見える人は、そういうキャラなのではなく、仕事を前に進めるために、効果的にビジネスの成果が出るようにそう振る舞っているはずです。人それぞれの感覚は結構近くて、生粋の目立ちたがり屋ではなく、人見知りだけど頑張っているのです。
・・・自分で自分の頑張りを言葉にしているみたいで恥ずかしくなってきましたw
今日、お伝えしたいのはここからです。
僕は昔からファーストペンギンの存在こそがチームや組織の活性化のカギを握っていると思っていましたが、最近気がつきました。
セカンドペンギンの方が大切だと。
セカンドペンギンがいないとファーストペンギンの心が折れるからです。
(若い頃に「君ばかり手を上げて、ポイント稼ぎかい?」と言われた時、ミドルになって「そんな積極的に手を上げていないで、若手に機会を譲りなよ」と言われた時の僕の心は、ポッキリ折れていましたw)
変態をリーダーにするのはセカンドペンギン
なぜ、セカンドペンギンがいないと心が折れるのか?
それは、ファーストペンギンがいくら頑張っても、いくら鼓舞して拳を振り上げても、「さすが。あの人だからできるんだね。私にはできない。」となってしまうからです。
誰よりも主体的に実践をして、ビジネスを前に進めよう、変革を起こそうと考えても、フォロワーがいなければ進みません。それどころか変化を恐れる抵抗勢力を強くしてしまう恐れもあります。
ファーストペンギンは最初はただの変態です。
みんなが様子見をしたり、他の方法を検討している時に、一人先行して海に飛び込むんですから。変態・バカ・アホ・変わり者です。
その変態をリーダーに変えるのはセカンドペンギンなのです。「いいね!結果はどうあれ、面白そうじゃない!」と言ってついてきてくれるセカンドペンギンがいれば、一人の変態の行動ではなく、自分達にもできる行動になるのです。
「あの人だからできるんでしょ?どうせ私たちには無理。」を「私たちにもできるかも。やった方がいいかも。」に変えることができれば、それはチームやビジネスを変革し、前進させる原動力になります。
また、セカンドペンギンはできるだけ普通の方がいいです。能力が高すぎたり、言動が極端だったりすると、ファーストペンギンが二人になるだけで、「私たちにもできるかも」にならないからです。
そう言った意味では、セカンドペンギンの方が価値が伝わりにくい割に勇気が必要だったりするので、より一層、重要だと思います。それに、ファーストペンギンはなんだかんだ落ち着きなかったり、やたらポジティブだったり、もともと変わり者っぽいですもんねw
突出した能力も、積極性も持っていない、普通のメンバーが心に火を灯して、セカンドペンギンとして動き出してくれた時、チームの変革は始まるのかもしれません。
最後に
今日は「チームにセカンドペンギンはいるか?」というタイトルでお話ししました。ファーストペンギンは大切ですが、セカンドペンギンがいなかったらただの変態で終わってしまいます。
次に作るチームは「セカンドペンギンになる」をテーマにしようかと思います。誰かがファーストペンギンを買って出てもセカンドペンギンが現れてくれないと心理的安全性も損なわれそうですから、みんながセカンドペンギンであろうとすれば、心理的安全性の高いチームを作ることができそうです。
では、また!
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