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地方拠点責任者のすすめ #1232

お元気ですかー?
今日は「地方拠点責任者のすすめ」というテーマでお話しします。
地方拠点の責任者になることに不安を感じる人は多いかもしれませんが、実はキャリアを大きく成長させる絶好の機会でもあると僕は考えています。

地方拠点の責任者は成長できる

地方拠点の責任者を務めると、リソースが限られた環境で自分自身の力を試されます。東京や本社のように、各部署がサポートしてくれる環境とは異なり、地方では経営のあらゆる側面に自ら関与しなければなりません。備品の管理から予算の調整、営業戦略の策定、そのためのリソース配置、派遣スタッフの勤怠管理まで、すべて自分一人で対応しなければならないのです。

僕が長野で感じたのは、この「何でも自分でやる」という経験が、驚くほどのスピードで成長をもたらすということでした。最初は大変だと感じるかもしれませんが、その分、一つひとつの決断が自分の成長に直結していきます。この経験を経て、僕自身、リーダーシップやマネジメントスキルを大幅に向上させることができました。

決断の回数が桁違い

地方拠点で働く際に、特に大きな違いを感じたのは「決断の回数」が本社よりも圧倒的に多いということです。営業戦略の変更が必要になったり、クレームの対応について本社の意思決定を待つことができず、承認を得たうえで独断をせざるを得ないこともあります。急遽状況が変わり、現場判断で取引先からの要望に迅速に応えなければならないことも頻繁にあります。

僕が印象に残っているのは、急遽発生したクライアントとのトラブル処理です。本社であれば専門部署に任せられますが、地方では僕がその場で解決策を見つけ、迅速に対応しなければなりませんでした。

こうした日々の決断の積み重ねが、どれだけ自分の判断力を鍛えるか。まさに「実戦の場」で鍛えられる感覚です。どんなに小さな問題でも、自分で解決する力が身につき、自然と経営者視点を持てるようになります。

僕の場合は地方での勤務が長く(13年!)その後、東京の本社に勤務したのですが、本社勤務になってその差に驚きました。本社ではレポートラインごとの権限がはっきりしていて、決断や意思決定の数は十分の一以下だったからです。

社内ネットワークづくりは意識しよう

一方、地方拠点の責任者の圧倒的なデメリットは、孤立しがちな環境になることです。そういった意味では、社内ネットワークを築くことの重要性がさらに増します。僕は当初、現場の仕事に集中するあまり、社内の他部署や本社との繋がりを意識しないまま業務を進めてしまいました。しかし、これは今振り返ると大きな失敗でした。

地方拠点にいる間も、社内ネットワークを構築しておくことで、本社に戻った際にスムーズに再び活躍できる準備が整います。また、社内での繋がりが弱いと、いざというときの大掛かりな会社をあげての提案の場面などでも協力が得にくくなったりします。(気のせいかもですが、そう感じることはありました)
少なくとも、社内ネットワークの構築を後回しにしすぎると、本社復帰後にギャップを感じ、再スタートが難しくなる可能性があります。定期的な報告やリモートでのミーティングを通じて、地方にいる間も本社メンバーや様々なセクションとの連携をしっかりと保ち、できれば向上することが重要です。

最後に

地方拠点での責任者経験は、確実に自分を成長させてくれる貴重なチャンスです。リソースが限られた中で、すべての業務を自分一人で管理することで、自然とリーダーシップが鍛えられ、経営者視点を持てるようになります。特に決断は経験とともにうまく、早く行えるようになりますが、連続で自分の責任で、責任の範囲以上の決断ができる場面はそんなに多くありません。

もちろん不安もあるかもしれませんが、その経験が自分のキャリアにとって大きなプラスになる可能性は高いです。地方への異動の内示が出たりして悩んでいる方がいれば、思い切ってそのチャンスを掴んでみてください。自分の成長を実感できる、かけがえのない経験になると僕は思います。

では、また!


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