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本当に下手な人のための Apex Legends シーズン5

前書き

Apex Legends を楽しんでいますか?このゲームは本当に良いゲームです。アイテムを拾い集めて撃ち殺されるのを繰り返すだけで面白いゲームなんて滅多にありません。さて早速ですが、世の中には絶望的に FPS が下手くそな人がいます。Apex Legends のローンチからずっとプレイしているにも関わらず、全く腕が上達しないような人がいます。私です。この記事では、あなたを私と同じ「本当に下手な人」だと仮定して話を進めます。多くの初心者向け記事では、我々のような「本当に下手な人」が正しく想像されていません。我々の下手さは一般人の想像を遥かに凌駕します。真正面の敵と撃ち合っているはずなのに、左右に体を振りながら空に向けて発砲している人を見たことありませんか?あれが我々です。R-99 に拡張ライトマガジン3を装着しても10m先の静止したダミー人形すら1マガジンで倒しきれないのが我々です。降下後にハボックライフルを拾おうがマスティフを拾おうが素手で殴り殺されるのが我々です。

この記事では、そんな我々が少しでも試合で役に立つためのキャラクター選びや立ち回りや拾うべき武器について紹介します。想定ターゲットは PS4 環境で純正コントローラーを使用していて、キルレート0.1〜0.5程度のプレイヤーです。私はキルレート0.1から始まって、今は1.0付近をうろうろできるようになりました。ただし、特に上達はしていません。未だに R-99 に拡マガ3を付けてもダミー人形を落とせません。シーズン5の初日は降下後にマスティフとボディシールドを拾ったにも関わらず生身の敵に殴り殺される試合もありました。そんな下手な人であっても、そこそこ戦えるようになるためのお茶の濁し方を紹介する記事とも言えるでしょう。

下手を認める

まず大事なことがあります。我々は下手です。多くの人は射撃訓練場でリコイルコントロールを練習しろとか、試合数を重ねろとか、上手い人の動画を観ろとか言いますが、全部無駄です。それらの言葉は我々ほどセンスのない人間を想定していません。どんなに練習してもリコイルコントロールができない人もいます。リコイルコントロールとは、全弾を目的の場所にまっすぐ飛ばすために銃の反動に合わせて右スティックを調整することですが、そんなことは我々には不可能です。100歩譲って R-99 でダミー人形をようやく落とせるようになったところで、どうせ実戦では距離感覚も分からずに焦って空に撃つことになります。さらに実戦では敵が動くのです。全てを諦めましょう。我々に上達はありません。小細工で乗り切りましょう。

キャラクター選択

まずは使用するキャラクターですが、選ぶ基準は2点です。それは「味方の迷惑になりにくいこと」と「味方に期待されにくいこと」です。ダメなキャラクターから見ていきましょう。ブラッドハウンドは全能の目で位置バレするからダメです。パスファインダーはジップラインガンを期待されるからダメです。バンガロールはスモークランチャーで位置バレするからダメです。コースティックはデブだからダメです。ミラージュはサイクアウトで位置バレするからダメです。ワットソンは周辺セキュリティを期待されるからダメです。クリプトは我々には使いこなせないからダメです。レヴナントはデストーテムを期待されるからダメです。ローバはエッチだからダメです。

さて、残ったキャラクターはジブラルタル、ライフライン、レイス、オクタンの4人です。この中からメインキャラクターを1人と被った時用のサブキャラクターを2人決めましょう。ジブラルタルはプロテクトドームや防衛爆撃の使いどころが難しいものの、適当にドームを放ったら生存できたり味方を起こせたりラッキーなことが多く、遠距離でチクチクやってる時にガンシールドのおかげでチクチクに参加できて良いです。ただしガンシールドによる位置バレには注意です。ライフラインはその名とは裏腹に特に何も味方に期待されないので良いです。常に必死な我々はアビリティの使用タイミングに気付けませんが、D.O.C. ヒールドローンが欲しければ回復を要求してくるでしょうし、ケアパッケージは思い出した時に使えば良いです。レイスは危なくなったら虚空に逃げられる上、ディメンションリフトによるポータルは使わなくても初心者帯なら「こいつ使ってくれねーな...」って思われるだけなので良いです。オクタンは可愛くて誰にも迷惑をかけないので良いです。ジャンプパッドは気分が乗った時に使いましょう。とにかく味方の邪魔をするぐらいなら何もしない方が良いです。自分の位置バレで部隊が全滅したり、最終局面で味方に期待されているアルティメットを使わずに計画が崩れて全滅したりといった事故を避けられれば十分です。勿論モチベーションはとても大事なのでキャラ愛があれば是非そのキャラを愛でてください。

武器の選び方

世間一般が言う強武器は「当たれば強い」武器なので当たらない我々には当てはまりません。R-99 は当たってないのに一瞬でマガジンが空になるだけのゴミだし、ウィングマンは空砲しか入ってないゴミです。今や物資武器となったピースキーパーも大きい音が鳴るだけのゴミです。まずは弾が出る武器を選びましょう。選ぶ基準は「継戦能力が高いこと」「腰撃ち性能が高いこと」「リコイルコントロールを必要としないこと」の3点です。

継戦能力に関しては、「一瞬でマガジンが空になるゴミ」こと R-99 のように、1マガジンの撃ち終わりが早くリロードを余儀なくされる武器を選ばないということです。どうせ我々は一瞬で空に向かって撃ち終わってしまうのです。走ったりしゃがんだりしながらリロードするようなテクニックも持ち合わせていません。咄嗟に武器を切り替えるような頭も持ち合わせていません。1つの武器で長く戦えるのがベストです。当たらない弾であろうと発砲中は多少の威嚇になるので味方の役には立ちます。継戦能力の高い代表武器はM600スピットファイアです。

腰撃ち性能に関しては、これを意識して武器を選ぶことで私は撃ち合いにとても強くなりました。腰撃ちとは、スコープを覗かずにそのまま発砲することです。どうせスコープなんか覗いても当たらないのだから覗く必要なんかないのです。しゃがまれたり回り込まれたりして照準が追い付けないことも敵が画面外に消えることもなくなります。スコープを覗くと照準が遅くなる上、足も遅くなり被弾しやすくなります。通称レレレ撃ちという左右に歩いて射線を逸らしながら撃つテクニックがあり、腰撃ちではその移動速度が上昇します。肝心の命中精度ですが、それは当然諦めてください。当たらないものは当たりません。ただ、被弾し辛ければこちらの攻撃時間も長くなるので必然的にラッキーショットが命中する可能性も上がります。近距離から中距離の撃ち合いは全て腰撃ちで良いと思います。腰撃ち性能の高い代表武器はヘムロックバーストARです。

リコイルコントロールに関しては、言うまでもなく我々には無理なので必須になる武器は諦めましょう。ハボックライフル、L-スターEMG、R-301カービン、VK-47フラットライン等は我々には使いこなせません。弾の無駄です。連射速度の高いものは基本的にリコイルコントロールをして弾を継続して相手に当てることで威力を発揮できる武器なのです。我々には無縁です。

拾う武器

さて、以上を踏まえて拾うべき武器をオススメ順に紹介します。最もオススメなのがヘムロックバーストARです。ヘムロックはほとんどの試合で拾えます。とりあえずヘムロックで腰撃ちを練習しておけば良いでしょう。ヘムロック最強!ヘムロック最強!ヘムロックは腰撃ち性能が高く、拡張ヘビーマガジンを装着すれば継戦能力も高いです。3連バースト or 単発なのでリコイルコントロールもそれほど必要がありません。3連バーストの良いところは、ラッキーショットがあることです。一番面積の広い胴体を狙えばそのまま銃の反動で上に跳ね上がって最終弾がヘッドショットになったりします。ヘムロックは中距離まで腰撃ちで戦える武器なので、スコープは思い切って3倍HCOG'レンジャー'や2〜4倍可変式AOGを装着すると良いでしょう。ヘムロックの単発撃ちはG7スカウトのようなスナイパーっぽい運用が可能です。まあどうせ当たりはしないわけですが、味方が遠距離戦を頑張っているのを傍観していると心象が悪いので、戦闘に参加する真似をするためにも遠くから撃てる準備があることは大事です。

次にオススメの武器はM600スピットファイアです。圧倒的な継戦能力を誇る1マガジン55発の暴力は、ずっと撃っていれば稀に当たったりします。撃ってるだけで相手が顔を出し辛くなるので味方が攻める起点になったり、投げ物が刺さったりします。近距離であれば腰撃ちも機能します。ただし、真正面から撃ち合うのはやめましょう。DPS が低い武器なので仮に全弾命中させられるとしても同条件なら撃ち負けます。味方と戦っている敵に撃つか、遮蔽物に隠れている敵を構わず撃ち続けることで顔を出しにくくさせる威嚇射撃として運用しましょう。

オススメの武器は以上の2点だけです。どちらかを死ぬ気で拾いましょう。他の武器で戦闘することは我々には無謀です。次の問題はお供の武器ですが、ヘムロックもスピットファイアもヘビーアモを枯渇させやすい武器なので、弾持ちが良い武器を選びましょう。オススメは拾いやすいライトアモで弾持ちも良いG7スカウトと、ハンマーポイントを装着したP2020です。ショットガンとスナイパーライフルは一枠で持てる弾薬が少なく、肝心の武器もどうせ相手に当たらないのでオススメしません。そんな弾薬を持つぐらいであれば投げ物をたっぷりと持ちましょう。投げ物は投げてるだけで仕事をしている気分になれる夢のようなアイテムです。

終わりに

結論を雑に言うと、味方の迷惑になりにくいキャラクターでヘムロックかスピットファイアを持って腰撃ちと威嚇射撃と投げ物で誤魔化していれば多少は役に立てるかもしれない、といったところです。幸いにして我々にとってはほとんどの味方は自分より上手いので、降下先も移動先も攻めの合図も全てを味方に任せて邪魔しないようにしていれば勝率は多少上がると思います。活躍できないことよりも、余計なことをする方が罪なのです。勝手に一人で撃ち始めないことや、味方の移動に遅れないことや、位置バレする行動をしないことを意識していれば、1on1の撃ち合いが弱くてもチームの役に立てる場面はあると思います。本当に下手な人が書いた信憑性のない記事ですが、ここまで読んでくださった本当に下手な皆様にとって、少しでもこの記事が役に立つことを祈ります。

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