リーダーが誤字脱字を指摘してはいけない理由 #103
あなたがリーダーやマネージャーをやっているならおそらく部下やチームメンバのドキュメントを照査する機会があると思います。
仕事を任せている手前、相手のアウトプットに完全に満足行くケースは少ないと思います。だけど、どこかで折り合いをつけてアウトプットさせるためには指摘数を制限しなければなりません。
自分の価値観で完璧を求めると相手の仕事の自由度が奪われて相手はモチベーションを失ってしまいますからね。
それではどのような観点で指摘をすべきか。3つの段階で考えてみましょう。
1、アウトライン
2、詳細内容
3、誤字脱字
1、アウトライン
まずアウトライン。これはあなたが積極的に指摘すべきポイントです。メンバの仕事の方向性やアウトプットの成果に最も影響を与えます。
2、詳細内容
次に詳細内容。ここもリーダーであるあなたも確認すべきポイントだと思います。PowerPointであればその視認性は十分か。Word文書であれば文章の構成や読みやすさは。ターゲットの知識レベルに合わせて作れているかも確認すべきポイントです。
3、誤字脱字
これは指摘すべきではありません。あなたが指摘することで相手は安心して誤字脱字のチェックをしなくなるからです。
『最後はリョウさんがしっかりチェックしてくれるから確認しなくていいや』となったらボクの時間がどんどんチェックに奪われてしまいます。それよりも一つでも誤字を発見したら『誤字があります。他にも散見されるので〇〇さんにダブルチェックをお願いしてください』という指示を与えましょう。それによって、あなたの時間も奪われないし責任感やアウトプットの質の向上も見込めます。
リーダーであるあなたはなるべくあなたにしか出来ない仕事をやるべきです。あなたが作業的な仕事で追われてしまい、重要な判断を送らせてしまえばそれこそメンバは混乱します。もちろん作業的な仕事を部下に任せろというわけではありません。部下やメンバの成長と成果の最大化のために何をすべきか考えて行動していきましょう。
そうすると自ずと時短を成し遂げられると思います。
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