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女子枠は平等か?

これまで男子と女子に間に明確ながありました。

受験にしても、就職にしても…

とは言っても、就職に関しては男女雇用機会均等法などの法整備によって改善されてきたと思います。

では、受験はどうだろうか?

2018年に東京医科大など10の大学で女子の入学を故意に厳しくする対応をとっていたことが判明しました。

この件をきっかけに様々な受験において男女で差を設けていることが判明しました。

もちろん、この男女の不均衡は是正すべきものです。

ただ、「女子枠」を設けるやり方は違うのではないかと思います。

メリットとしては元々女子の数が少ない学部などで多く女子を取ることができ、その学部の男女格差が是正されるでしょう。

ただし、デメリットとして憲法14条の法の下の平等が脅かされる恐れがある点と男子と女子の間に成績の差がある場合、男子<女子の場合ならまだしも男子>女子の場合に男子が不利益を被ることです。


法の下の平等

憲法14条1項
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

女子枠を設けると「性別による差別」に該当する恐れがあります。
実際、九州大学の一部学部で2012年度に女子枠を導入しようとしましたが、男女差別ではないかと言われ撤回するという事態が発生しました。


男子と女子の成績に差がある場合

この時に女子に一律30点加算されるとします。

ある男子学生Aと女子学生Bの場合

Aが90点・Bが110点の場合は問題ないかもしれません。

しかし、Aが110点・Bが90点の場合はAの方が点数が良いにも関わらすBに負けてしまいます。

このようなことが起こってしまうことを考えると男子学生は納得いかないだでしょう。


女子差別的な入試制度を無くそうとすることによって、反対に男子学生が不利益を被る恐れがあるのは良くないでしょう。

また、「クオータ」制が近年取り上げられていますが、この制度だと本来選ばれるべき優秀な方が通らなくなってしまうためあまり良いものではないと思っています。

男子も女子も関係なく、全ての人々が平等に入学試験を受けられるようになる世の中が実現してほしいと思います。

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