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「浮気してるでしょ」 絵里子は詰め寄った。同棲中の彼氏である信彦が、昼間に自分以外の別の女性と歩いているところをたまたま見かけてしまったのだ。その場で詰め寄ってもよかったが、仕事中ということもあり、その場は写真だけ撮ってあとにした。そして帰宅したいま、あらためて彼に詰め寄っているのだ。 「だからなに? どこで何してようが俺の勝手でしょ」 清々しいほど憎たらしい返事が返ってきた。浮気を隠す気は一切ないらしい。 「それは認めるっていう意味? ねえ、これで何回目よ」 「