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【官能小説】闇バイト【SM】

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闇バイト中に警察からの職質を受けた達也。そんな絶体絶命の窮地から救ってくれた佐々千秋によって、彼は闇バイトから足を洗うことができた。だがそれは、彼女によって仕組まれた地獄の始まり…
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【官能小説】闇バイト【1】

「ちょっとそこのお兄さん、いいかな」  後ろから声をかけられた。先程すれ違った警察に違いない。途端に今までかいことのない冷や汗が額から流れ出た。頭にも血が昇って、ジリジリと焼けるように熱くなっていった。  野々宮達也は聞こえないふりをした。歩を速めて、すぐに距離をとる。 「お兄さん。リュック背負っているそこのお兄さーん。ちょっとお」  先程よりも強い声が聞こえてくる。それでも立ち止まってはいけないと思い、達也は知らぬふりをして歩き続けた。しかしすぐに肩を叩かれて捕まっ

【官能小説】闇バイト【2】

前回のお話 学費のために闇バイトをしていた達也は、警察からの職質中に佐々千秋という弁護士に助けられる。逮捕を逃れた達也は、千秋からある条件と引き換えに闇バイトから足を洗える取引を持ち掛けられた……。 「この紙コップに射精しなさい。もちろん、出した精液を別のコップに移したりするのはダメよ。ズルなんてしようものなら、容赦はしないわ」  そういうと、千秋は試飲などに使われる小さくて白い紙コップを四つ渡してきた。 「さっきもいったけど、私仕事がまだ残ってるのよ。あと二時間ぐら

【官能小説】闇バイト【3】

前回のあらすじ 闇バイトから救ってもらった千秋のため、悠々と彼女の事務所を訪れた達也。彼女のために働く気合十分だったが、待ち受けていたのは彼女の奴隷になるための調教だった。  達也はベッドに横たわりながら、千秋からの熱い接吻を受けていた。両手両足がベッドに拘束されているせいで抵抗することができない。馬乗りになって接吻してくる千秋から逃れる術も見つからない。唯一できるのは、腰を浮かしながら仰け反ることぐらいだった。  甘い香りが口内に侵入してくる。息をするたびに力が抜けていく