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【オススメ本】『一無二の会社の魅力を引き出す 弊社ダシ屋と申します』

「企業や地域のおダシ屋」
と名乗る会社がある。

インビジョン株式会社。

僕は最近、ある本に出会った。
その本は、僕の中の「自分探し」という名の鍋に、絶妙な「おダシ」を加えてくれた。
タイトルは控えめに言って、ドンピシャだ。

「企業や地域のおダシ屋」。
聞いただけで、思わず「へぇ」と声が漏れる。
これは、インビジョン株式会社が自らを定義する言葉だ。
本書は、元広告会社がこの奇抜な看板を掲げるまでの道のりを、社長自らが綴ったものだ。

実は僕、ここ数年「KUMA Partnersって一体何者なんだ?」という実存的な問いに悩まされ続けていた。
KUMA Partnersとは僕が共同代表を務めるコンサルティング会社だ。
弊社は、会計士であり税理士でありコンサルでもある。会計プロジェクトも手がければ税務顧問もこなす。
そして、驚くなかれ、漫才までやる。
「我々は一体何者なのか」
この問いを相方と二人三脚で考え続けるも、答えは霧の中。

そんな折、コミュニティビジネスのコンサル経験豊富な知人から、「これを読めば、きっと久保さんの考えていることのヒントになるよ」と、この本を紹介された。
その言葉通り、本書は僕の悩みにピタリとはまった。まさに、探していた「おダシ」だった。

本書の核心は「俺たちは何者か?」という問いだ。
インビジョン株式会社がこの問いと格闘し、「企業や地域のおダシ屋」という答えにたどり着く過程が、リアルに描かれている。その姿は、まるで鏡を見ているかのようだった。

企業戦略やマーケティングの世界では、3C分析(顧客、競合、自社)が有名だ。多くの人は顧客や競合の分析に躍起になるが、著者は「まず自社を理解せよ」と説く。
なるほど、自分のことも分からないのに、他人や敵を理解できるはずがない。
本書を読めば読むほど、「己を知る」ことの重要性が骨身に染みる。

「己を知る」とは、つまり自社を完全に言語化すること。
これは、禅問答のような難題だ。
「我々は何者か」
この問いに答えを出すのは、まるで「猫に鈴をつける」ようなものかもしれない。
しかし、本書はその方法を示してくれる。

結局のところ、僕らKUMA Partnersは何者なのか、まだ明確な答えは出ていない。
しかし、この本のおかげで、その答えを見つけるためのレシピは手に入れた気がする。

経営者、マーケター、IR担当者の皆さん。
もし自社のアイデンティティに悩んでいるなら、この本を手に取ってみてはどうだろうか。
きっと、あなたの会社の「おダシ」を見つける手がかりになるはずだ。

最後に一言。自社を「おダシ屋」と呼ぶセンス、やはり元広告会社だけのことはある。
僕らKUMA Partnersそんな呼び名が欲しい。なんとかして出したい。
それが生まれる過程に何だかワクワクしてくる。

さあ、みなさんも自社の「おダシ」探しの旅に出かけてみませんか?
きっと、思わぬ発見があるはずです^^


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