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【オススメ宿】宿場町 HOTEL 講 大津百町

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本日は【オススメ宿】

今回は、滋賀県大津市にある隠れた宝石のような宿を紹介したい。
その名も「講 大津百町」。
この宿との出会いは、ある意味運命だったと言えるかもしれない。

名古屋から来られた大先輩が「すごくいいところがある」と言うので、半信半疑で訪れてみた。
僕は長い間滋賀に住んでいるが、正直、滋賀にそんな素敵な宿があるとは思っていなかった。
だが、実際に足を踏み入れた瞬間、僕の先入観は見事に覆された。

「講 大津百町」は、単なる宿泊施設ではない。それは、歴史と現代が絶妙に融合した、もはや芸術作品だ。
かつて東海道五十三次最大の宿場町だった大津の面影を残しつつ、町屋をリノベーションし、商店街まるごとをコンテンツ化するという斬新な発想。
「ソーシャルメディア・ホテル」というコンセプトは、まさに21世紀の宿泊体験を象徴している。

さらに驚いたのが「ステイファンディング」という仕組みだ。泊まることで街が蘇るなんて、なんとロマンチックな発想だろう。

施設のオーナーは、滋賀が誇る谷口工務店。
実は僕、この会社とほんのちょっとだけゆかりがあって、なんだかうれしくなってしまった。
まるで遠い親戚の家に泊まりに来たような、そんな妙な親近感を覚えたのだ。

部屋に置かれた家具類も、こだわり抜かれたものばかり。"わかる人"にはたまらないはずだ。
僕も少しばかり詳しいつもりでいたが、レセプションの椅子の値段を聞いた途端、思わず空気椅子状態に。
車が買えるぞ、、

大先輩が丁寧に宿の説明をしてくださる間、僕はずっと「はあ〜」とか「ほえ〜」とか言いながら聞いていた。
まるで美術館のガイドツアーに参加しているかのような気分だった。

正直なところ、僕にとってはこの宿、近すぎるのが難点だ。
「家から10分で来られる宿に泊まる」という贅沢な悩みを抱えることになってしまった。
でも、滋賀に来られる方には絶対におすすめしたい。
様々なタイプの部屋があり、複数人でも泊まれる仕様になっているので、経営合宿なんかにも使えそうだ。

「講 大津百町」は、単なる宿泊施設ではない。それは、歴史と文化と現代のデザインが織りなす、滋賀の新しい魅力を体現した場所だ。
ここに泊まれば、きっと滋賀の新しい一面を発見できるはずだ。

最後に一言。もしあなたが「講 大津百町」に泊まることがあれば、レセプションの椅子には気をつけて。


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