平野歩夢選手の金メダルから学ぶ3つの姿勢
こんにちは。平井です。
北京オリンピック2022が盛り上がっていますね。
僕も楽しみに観ています。
そしてその中でも特に惹きつけられたのが、スノーボードハーフパイプで金メダルを獲った『平野歩夢(ひらのあゆむ)選手』です。
平野歩夢選手の3つのポイントに感動しました。
■世界初のトリックに挑戦
今大会、平野歩夢選手は世界で誰も完成させたことがない超高難易度トリック「トリプルコーク1440」を決めることに成功しました。
縦方向に3回転をしながら横にも回転する超大技です。ひとつ間違えれば大怪我や命に関わるような技です。
これに挑戦しつづけたことが本当に尊敬です。誰も成し遂げたことがないことへのチャレンジと、誰もがこれ以上高く跳び、回るのは危険すぎるという中で、命をかけた努力で完成させたことに心を打たれました。
誰もが成し遂げたことがないことでも、できるまで挑戦し、自分を信じることの大切さを学びました。
■2回目の採点で火がつきラストランで結果を残す
スノーボードハーフパイプでは3回滑った後、より高い得点の回で競われます。
平野歩夢選手は2回目の滑りで、世界初の「トリプルコーク1440」を見事に決めました。
しかし、得点は思ったほど伸びず会場も「なんで?」とざわついていました。
平野歩夢選手は得点が出るも、表情を変えず静かにラスト3回目の滑りの準備へと去っていきました。
そして後がない3回目、驚くことに2回目と同じ技の流れを、より高く、完成度を上げてやってのけました。
プレッシャーがかかる中、超高難度の技を2回目を上回り決めて行きました。
終わった後のインタビューで2回目の採点について「怒りもあった」と話していましたが、それを表に出さず、3回目の結果で証明するメンタルの強さにとても驚かされました。
■金メダルを獲った上で疑問をなげかける姿勢
スノーボードハーフパイプでは採点の基準が明確示されていません。
エアの高さ・技の種類・難易度・着地などを総合的に判定します。
今回の2回目の採点であったように疑問が生まれることもあるようです。
選手は命をかけた高さで飛び、着地ができるかできないギリギリまで回転などの技の完成を突き詰めていきます。
これに対してどこで評価がされているか不明確だと選手のリスクが報われないのではないかと感じてしまいます。
平野歩夢選手の凄い所は、2回目の滑りでこれを体験しました。それに対しその場では紳士に振る舞い、金メダルを獲得。
金メダルを獲得して初めて、この疑問を投げかけました。
世界最高の実績をつくってから疑問を口にするってかっこいいだけでなく、説得力がありますよね。
■さいごに
平野歩夢選手は現在23歳。年齢じゃないなと改めて感じます。
命をかけたチャレンジや、紳士で真摯な姿勢に心を動かされました。
応援しくなる人ってこういう人なんだなと気付かされた瞬間でした。
自分もチャレンジすると共に、平野歩夢選手の今後の活躍も楽しみです。
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