アルバイト②終了
昨日に引き続きもう一つのアルバイトに幕を閉じた。週に2、3回行っているデータ入力のアルバイトだった。僕はここの仕事と社員さんの雰囲気が好きだったので、掛け持ちするアルバイトを削ってまで残り続けた。簡単に言うと、波長が合う、というものだ。何もできない僕が、ここでは役に立てるし自然な会話ができる。大抵の場所では、大抵の人の前では脳の容量を「気を遣う」エネルギーに割いてしまい、うまく話ができないのだが、ここでは100%の自分を出せた。多分、ちょっと変わってる人だけが集っているからなのだろう。それは決して異質ということでも罵倒でも悪口でもなく、単に興味のベクトルとか、感覚がニッチな部分を突く人が多いのだと感じている。そのおかげで、仕事が全くできない僕ですらやっていけたのだ。
仕事はExcelとPowerPointを触ることが主だった。僕は以前まで塾講師として生徒さんに個別に授業プリントを作っていたのだが、その技術がフルに役に立った。というか、塾講師も大変に面白かったし、Excelとか PowerPointを触るのも楽しかったので、その延長としてここを選んだのだ。実際、僕が望んでいた作業を初日からさせていただいたので、仕事にして唯一何のストレスも感じずに出勤することができた。
仕事だけでなく、メンバーが良かった。上司の方も僕のことをいつも気にかけてくださったし、統計のセミナーがあれば都度紹介してくれた。アルバイト仲間は統計に関して話ができる方で、さらに面白い話をふんだんにしてくれた。社員さんは高学歴ばかりで(実際、僕が一番学歴偏差値が低かった)人の気持ちがわかる人だったし、コミュニケーションも円滑にしてくださった。流れている空気が、穏やかで余裕があった。忙しい現代社会におけるオアシスのような存在だった。そんな場所は今後訪れるだろうか?
最後に、この短い9ヶ月あまり(10ヶ月?)を折に触れて思い出すために記録しておくものと記載しておく。辛いことがあったら、ここに立ち返ってみる。
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