【読んだ本の記録】LIFE SHIFT2:100年時代の行動戦略
ちょっと分厚くて文字も比較的細かいので読みづらそうだなと思ってたけど、
めっちゃ読みやすかったし
いろんな論文から引用されてるから説得力がすごかったです。
筆者がめっちゃ頭良い人。経済学者か社会学者かなんかでした。
めっちゃ簡単に要約すると
導入
・最近のテクノロジーの進歩やばすぎだよね?
→時代についていけないよね。AIに仕事取られちゃうんじゃない?
・今の時代、みんなめっちゃ長生きするよね
→長生きしても老後のお金どうすんの?長生きするだけじゃメリットなくね?
問題提起・主張
・終身雇用にこだわってちゃダメだよ。いつその仕事なくなるかわかんないよ。
・仕事を通じてスキルを身につけよう。そのスキル使って転職しよう。
・いうて人との関わりって大事だよね。
困ったとき頼れるのは恋人とか家族とか友人でしょ。
こんな感じです。
以下ちゃんと要約
この本を読んでわかること
✅現代の世の中でどのような変革が起きているか
✅変革期においてどのように行動し、生き抜いていくべきか
現代における行動戦略の必要性
①テクノロジーの恩恵を享受するため
現代の革新的な進歩により、テクノロジーが私たちの生活を支えている。
それは生活面だけでなく、仕事面でも同様。
その弊害としてロボットやAIにより雇用が失われ、失業してしまう可能性がある。
驚異的な進歩を遂げる現代で、キャリアをどのように設計し、
構築していけば良いか?
それを考えることは非常に重要になってきている。
②長寿化の恩恵を享受するため
人生100年時代、現代の若者は自分の両親より長生きする可能性が高い。
それにより、両親や祖父母がする必要のなかったことに取り組む必要がある。
生活資金計画・キャリアプランを、100年以上生きる前提で計画すべし。
どうやって行動戦略を立てるべきか?
3つの軸に着目し、行動戦略を立てる。
①物語:自分の人生のストーリーを紡ぐ
②探索:学習と移行に取り組む
③関係:深い結びつきを作り出す
①自分の人生のストーリーを紡ぐ(物語)
年齢・時間の観点を変えてみる
❌生物学的年齢 ・・・生まれてから現在までの年齢
⭕️ 死学的年齢・・・・現在から死亡するまでの年齢
その上で
これまで:3ステージ型(学生→社会人・結婚→引退)
これから:マルチステージ型
で考える。
これまでの3ステージ型では、第2ステージにおける時間的負担が
極めて大きくなっている(学習、勤労、余暇等)。
死生学的年齢が長くなった恩恵を活かして、
第2ステージにおける活動を人生全体に割り振るべし。
仕事の観点からストーリーを紡ぐ
自分の仕事や将来就きたい仕事を考える場合、
自動化により職が失われないかを考えることが重要になっている。
本書では、自動化を妨げる4つの要因を挙げている。
非定型的な業務が占める割合が多いこと
共感、人との関わり、判断、創造性などの要素が大きい業務
その職の自動化を妨げるような環境があること
(例:人間が最終判断を下す必要がある)自動化が費用対効果の面で得策ではないこと
②学習と移行に取り組む(探索)
選択肢を狭めないようにする
人生のマルチステージ化により、
人々が生涯で経験する移行の回数が増えつつある。
そのために、下記について検討することが重要になってくる。
○いくつかの「ありうる自己像」を描く
○人生全体を俯瞰してみる
移行を成功させる方法を学ぶ
学習することは、これまでとこれからでは変化していく。
○3ステージ型 :最初のステージ(学生)でもっぱら行われるもの
○マルチステージ型:生涯行われるもの
移行を成功させるためには、学び続けることが必要。
③深い結びつきを作り出す(関係)
様々な人と深い結びつきを作り出すことによって、人生の助けになる。
○家族 自分が病気になったり、失業したときの経済的支援
共働き夫婦における子育ての手助け
○パートナー 「ありうる自己像」を実現するための支援
支え合い、励まし合って生きていくことによる
アイデンティティの強化
○世代間 若者→高齢者の支援の負担緩和
高齢者→若者の無形・有形遺産の相続
○コミュニティ 「ありうる自己像」の増大
人生に喜びをもたらし、学習を促す
まとめ
✅現代は、テクノロジーと長寿化において、驚異的な発展を遂げている
その発展の恩恵を受けるために・・・
✅新たな行動戦略を立てる必要がある
行動戦略を立てるにあたって・・・
✅年齢・時間において新たな考え方を持つ必要がある
(死生学的年齢、マルチステージ型)
行動戦略を実現するためには・・・
✅「ありうる自己像」を描き、選択肢を狭めないために生涯に渡って学ぶ
✅支え合いの関係を築く(家族、パートナー、世代間、コミュニティ)
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