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周波数が変わると通信の何が変わるのか【全部答える人は意外と少ないです】

こんばんは。コンです。

今回は「周波数」の観点から「通信」を理解できる記事を用意しました。


皆さんは「周波数が通信に与える影響」ってご存知でしょうか?

「通信速度」は有名なのですが、他は答えられない方が多いのではないのでしょうか?


通信速度の面では周波数が高いほど速くなるので優れていますが、

実は周波数って高ければ高いほどいいってわけではありません。


今回は意外と知られていない周波数に注目を当てて通信を解説していきます。

これを見るだけで周波数とは何かを理解できる内容に仕上げたので最後までご覧ください。


周波数とは

周波数とは

周波数とは、1秒間に含まれる波の数を意味します。

周波数が高いほど波の揺れは細かくなりますし、低いほど緩やかな波になります。

では、周波数が通信にどのような影響を与えるのでしょうか?


周波数が通信に与える影響

使われている周波数帯域

周波数が通信に与える影響は以下の4つです。

・通信速度
・電波の直進性
・電波の伝搬距離
・電波の透過力

ではそれぞれ解説していきます。


まずは通信速度についてです。

周波数が高いほど通信速度が速くなります。

なぜなら、電波に乗せてデータを送るので、細かい波にはより多くのデータ量を1度に送ることができるからです。

つまり、変調の際に多くのデータ量を乗せることができるため通信速度が速くなるのです。


次は、電波の直進性についてです。

周波数が高いほど、電波の直進性が上がります。

直進性が高いほどレーザーのように真っ直ぐに進むようになります。

しかし、言葉を言い換えれば、障害物を回り込む力がなくなるということになるので、この点に置いては一長一短です。

まとめると、周波数が高いと電波がレーザーのようにまっすぐ進むが、障害物に弱いということになります。


3つ目は伝搬距離に関してです。

周波数が高いほど、伝搬距離は下がってしまいます。

電波が揺れる回数が増えるので、空気抵抗を受けやすくなるからです。

つまり、周波数が高いと、電波を遠くに届けることができなくなると言えます。


最後は透過力です。

周波数が高いほど、透過力は下がります。

透過力とは、障害物をすり抜ける力を言います。

窓を締め切った部屋で外の電波が届くのは、この透過によるものです。

(透過の性質がないと、電波を受け取るために窓を開けておく必要が出てきてしまいますね笑)

つまり、周波数が高いほど、電波が壁をすり抜ける力が弱くなるということです。


では、4つの性質をまとめます。

周波数が高くなると……
・通信速度↑
・直進性↑
・伝送距離↓
・透過力↓

ひとことで言うのなら、周波数が高くなると、

通信速度が高くなる分、損失が多く、扱いにくくなる

ということになります。


現在使用されている周波数帯域(3G/4G/5G)

周波数帯まとめ(3G,4G,5G)

続きは私が運営しているTechTechブログにて解説していきます。

・現在の主要な周波数バンド
・今後の通信の展望

などが知りたい方はこちらからご覧ください


今回は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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ではまたお会いしましょう!


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