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「“Spain” と他3曲 部屋からジャズピアノライブ vol.1」の裏話

ピアニスト・作曲家の山田亮です。この記事では「部屋からジャズピアノライブ」というライブ配信の裏話を書いています。

“Spain” と他3曲
2020年10月27日(火)
部屋からジャズピアノライブ vol.1

Autumn Leaves (1)
Barry's Bop (2)
Out of Nowhere (3)
Spain (4)
即興演奏「全音と半音」

「毎晩ジャズピアノライブ」というシリーズを終えて、その後を引き継ぐ形ではじめたシリーズです。火曜と金曜に配信します。

Autumn Leaves (1)
「枯葉」という日本語のタイトルも知られている曲です。もともとはフランスのシャンソンですが、アメリカに渡りジャズの音楽家にも取り上げられるようになりました。トランペットの Mil Davis や、ピアノの Bill Evans の演奏が有名です。

Barry's Bop (2)
トランペット奏者の Fats Navarro による曲です。
Fats Navarro はジャズのビバップと呼ばれるスタイルの初期の素晴らしい音楽家でしたが、なんと26歳で亡くなってしまいます。長生きしていたらもっともっと素晴らしい演奏を残してくれていただろうに、残念です。ジャズの音楽家には早く亡くなった方が多いです。同じく素晴らしいトランペット奏者の Clifford Brown も25歳で亡くなってしまっています。

Out of Nowhere (3)
冒頭の歌詞は "You came to me from out of nowhere" となっています。「あなたがどこからともなく私のところに来た」という意味です。
この曲の2つ目のコードはかなり変わっていますが、その部分の歌詞は「どこでもない」という意味を持つ "Nowhere" という単語です。この単語の部分に変わったコードがつくことで、どこからか現れた不思議さが強調されているのかもしれません。


Spain (4)
楽しい曲です。リズムがある曲なのでピアノソロで演奏するのは難しいですが、作曲者の Chick Corea 本人がピアノソロで演奏を解説する動画を2017年にアップしています。これをみると、ピアノソロでもかっこよく演奏出来るのだと思いました。とても勉強になります。



次回の「部屋からジャズピアノライブ」は金曜日です。ぜひご覧ください。

“Out of Nowhere” と他3曲
2020年10月30日(金)
部屋からジャズピアノライブ vol.2

We Will Meet Again (1)
Autumn Leaves (2)
Barry's Bop (3)
Out of Nowhere (4)
即興演奏

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