小川弾監督『ゆうべはお楽しみでしたね』(ドラマ)

 ずっと録画を積んでいたドラマをテレワークのおともに消化。最後の録画が6話で録画ミスしたかと思ったが、どうやらこれで最終回で合っていたらしい。
 ゲーマーとしても有名な本田翼(かわいい)が出演するということで界隈(私の周囲)ではそれなりに話題にはなっていた。直近に「光のお父さん」のドラマがやっていて、こちらは現役FF14プレイヤーということもあり(今は税金だけ払っている状態だが)すぐに見て、面白かった。故・大杉漣さんのお父さんっぷりが心地よかった。吉田鋼太郎を父親役に迎えて映画化もしているというからなかなかにヒットしている。GLAYのTERUもプレイヤーかつ楽曲提供ということであらゆる面でFF14界隈はこの時期この話題で盛り上がっていた。ゲーム画面も作り込まれていてよかった。
 さて、実際本作がどうだったかといえば、完全に個人的趣味として6割キッツくて、3割本田翼が可愛くて、1割キッツかった。
 まあ、キッツかったんですよ。基本軸。

「絶対に上手くいく保証がないと戦えないのか!  そんな戦い勇者がするか? それに大事なことは、君が彼女のことを好きかどうかだろう?」

 童貞臭のきつい脚本と、ステロタイプに塗り固められた演出がこちらの心的確に刺激し、見る者の顔面をベギラゴンしてくる。
 ただ、面白い点も結構多くて酷評したい感じではない。例えばアニメイト店長役が宮野真守である点なんかは、作品に一つ清涼感……いや、暑苦しい楽しさフレーバーを与えていたように思う。
 とか、なんとか、言っているが、ラストまで見た感想としては……

「そういうのは目を見ていうんだよ〜う」
「よし、じゃあ付き合うか」
「えっ、なんだよパウさんはどうしたいんだよ!?」
「近づくために無理するんだろ〜恐れ多いとか言って無理できんの!?」

 本田翼が可愛い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?