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戦うスーパーって存在するんだと思った件。

フランスのスーパー大手「カリフール」が仕入れ値の上昇に「ダメ、ぜったい」を突き付けている事実をご存じだろうか?
飲料食品メーカー大手ペプシコの商品値上げに対し、カリフール側は受け入れられないとし、ペプシコ商品の販売中止を決めた。フランスをはじめ、ベルギー、スペイン、イタリアが対象らしい。同社はこの4か国に9536店舗を展開している。

店内にはペプシコ商品の取り扱いをやめることへのお詫びとともに「カリフールは価格の値下げに取り組んでいます」と値上げ措置への意気込みが張られているようだ。

また、カリフールは商品の価格は据え置くが内容量を減らす「シュリンクフレーション」についても過去警告のビラを貼りだすなど、まるで武闘派のような姿勢を貫いている。

まさに「庶民の味方」というべきスーパーである。しかしながらよく考えてみると、日本のスーパーは過激なPOPを書かない代わりに、静かに値上げに抵抗している。プライベートブランドの充実などはその中心的な例だ。今やイオンやセブンなどの大手だけではなく、中堅どころのスーパーもPBの充実が図られている。私が行く地元のアピタも「スタイル・ワン」というPBの種類が豊富にある。値段が安いからと言っておいしくないわけではない。十分普段使いに使えるクオリティである。
品質を下げて安くしているのではなく、基本的には卸売業者へのマージンや広告費が押さえられるため安い価格を設定できるようだ。

こちらはまさに「武闘派」ではなく「頭脳派」戦略といった感じである。

このように、方法は違えど「インフレ」に対し小売店さんはどこの国でも戦ってくれている。我々庶民からすればありがたい限りである。

そんな「インフレ」だが、フランスでは2023年5%を超えるインフレ率だった。しかし2024年の予想では2.5%程度に落ち着くと予想されている。

一方で日本のインフレ率は3%を超え、2024年には4%を超えるとみられている。フランスのカリフールは武闘派戦略ででインフレを乗り切れそうだが、日本はどうだろうか?全く出口の見えないインフレに対し、小売店や企業はどう立ち向かっていくのだろう?
政府の対応を見ると「給料を上げていこう」という姿勢っぽいが、さて、どれくらいの企業にその体力があるだろうか。

私個人的には、2023年は出費を抑えようとしても、毎月支出は増えていたように思う。2024年もこの状態が続くのかと思うと頭の痛い限りである。

みなさんインフレについてどう思っていますか?
賛成?
反対?
仕方ない?

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!

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