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「ブル」が多すぎて、ブルブルしちゃってんじゃないの?と感じた件。

記事の題名にある「ブル」とは強気相場を指す用語である。ブル(Bull)とは(雄牛)を指しており角が上に向かっている姿から上昇を表している。逆の用語で相場下落を指すものに「ベア」(Bear)があるが、こちらは熊のことで、前足を振り下ろす姿から弱気相場を指している。

今週もまた体調を崩してしまい、noteの更新が少なくなってしまっていたのだが、その間に日経平均は大きく下がっていた。体調府不良の間に高値更新し、また体調不良の間に大きく下げている。体調を崩すと気力もなくなるので、つくづく健康は大事だと思う。

3月8日の米雇用統計が市場予想を下回り、米国の景気減速、それに伴った利下げが予想され、円高ドル安、相場下落となった。

まあ、外国人が7割の資金を入れているのだから米国の状況が影響するのも当たり前なのだが、先月のエヌビディアといい、日経平均というよりは「米国市場日本支所」と表現した方が現状に合致しているような気がしてならない。まあ、時代はグローバル経済だから仕方ないのだけれど。

しかしながら、今後も円高株安傾向になると予想する市場関係者は多くないようだ。

日銀が利上げをするにしても欧米のような急激になる可能性は低く、大幅な円高は考えづらいとする見方が多い。また、日本企業の増益基調も続くとの見方が多く、日本の主軸産業である製造業は生産拠点の分散などで円高耐性を高めており、1ドル140円程度では増益は終わらないと市場関係者の多くが考えているようだ。

というわけで、外国人投資家だけではなく、日本国内の投資家も日本の株式市場には「Bull(強気)」である。

強気相場が続くとみられる中で、11日の日経平均は大幅な下落をしたわけだが、そんな中で通常と違う動きを見せたのが日銀である。従来日銀はTOPIXの下げ幅が2%を超えた際はETFを買い入れていたのだが、今回は購入を見送ったようだ。株価の下支えをしなかったのである。

では、この購入見送りはどういう意味なのだろう。多少下がっても外国人の資金が再流入してくるから大丈夫と予想しているのであろうか?
はたまた、「もっと下がりそうだから、今回はいったん様子を見よう」といったスタンスだったのだろうか?どちらにしても通常と違う行動をとったからには、その理由があるはずだ。

まあ、本当のところは私などに分かるはずがないので、実は大きな考えもなく見送ったのかもしれない。だが現状を冷静に考えてみると、外国人投資家のみならず、日本国内の投資家までも総出で「ブル」突進してきているのである。「ブル」。あっちも「ブル」。こっちも「ブル」。にっちもさっちもどこでも「ブル」…。

これほどまでに「ブル」が突っ込んでくると、日銀関係者や年金関係者は怖いのではないのだろうか。

「ブル」が多すぎて「ブルブルブルブル・・・・」と震えてしまっているのかもしれない。

熊(ベア)の振り下ろす爪の恐怖に。

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!


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