似合う服を知るということ
服、みなさんはどういう風に選んで、着ていますか。
デートに着ていくためのおろしたて。
仕事場に着ていく、オフィスカジュアル。
ちょっとそこまでのラウンジウェア。
ユニフォームをあらかじめ決めることで服を選ぶという選択時間を減らし、効率を上げる方法もよく聞きます。
そのユニフォームを決めるときに、
あなたはなにを選びますか。
----
去年2020年から今年2021年にかけて
いろいろなことがありました。
世の中の変化だけでなく、身の回りの変化があった人も多かったのではないでしょうか。私もそのうちのひとり。
そんな折に感じたことをお話しさせてください。
もともと、
ファッションには関心があって服を選ぶのは好き。アパレルで働いていたときは新作が出るたびに目を輝かせて、お給料は服飾費へそのまま回っていました。
そんな私が、本当にさまざまで急激な変化にこころが追いつけなくなった2020年5月。ぱったりと服を選ぶことを止めてしまったのです。今まで集めた服を仕舞い込んで、いつも同じ組み合わせの繰り返し。似合うかどうかは二の次で、とりあえず着れれば良いという気持ちでした。世の中のどんよりとした空気に飲み込まれるような自分と、洋服たち。その頃には家の鏡でチェックもしなくなっていたので、街中にあるガラスに反射する姿で自分の格好を知りました。それを見て、似合わない、とまたどんよりする。そんなループに嵌っていました。
ある日、負のループから抜け出したい、と一瞬でも思った時がチャンスでした。(悪い習慣を止めたいと思った瞬間が、最初の大きな一歩なんです!)
大好きなファッションを着て外に出る。
街中のガラスにうつる、似合う服を着た自分を見る。
それだけで、落ち込んでいた心がふわっと浮いて、背筋が伸びました。前を見て、少し遠くを見えるようになります。
私は去年の今頃に、少しずつそれを繰り返して回復しました。
.
.
.
こころに元気がなくなると、なぜか似合う服を選べなくなります。わざと似合わない服を選んで自分を追い詰めるように。
似合う服を選ぶのは労力を使うんです。なぜだか。
その労力を生むのは、100あるパターンのうち自分に似合う服は1つしかないんじゃないか、という思い込みがひとつ。そもそも、自分に似合う服を知らないというのがひとつ。
つまり、似合う服のパターンを知れば、その労力は確実に小さくなるということです。
そもそも、似合わない、というのは言い換えると、違和感を感じる、ということなんです。似合う服は、その人自身を自然と持ち上げてくれる。服と着る人が違和感なくマッチする。
そこで必要なのは似合う服を選ぶための指標です。
私はパーソナルカラーやパーソナルデザイン、骨格診断などを受診して客観的な目を身に付けましたが、それも難しいときにはルームウェアで試すのは良い方法だと思います。最近はファストファッションでも柄や色が豊富なので、お家で気軽に試せて無駄になりにくいです。
洋服は食べ物と同じくらい、身近にあります。
好きでファッション嫌いになったひとはいないと思います。
なにかトラウマがあるかも知れません。お店の販売員はすぐ話しかけてきてめんどくさいかもしれません。そんな困難を乗り越えてファッションを楽しむことができた日には、きっと自分は見違えてるし、世界も変わって見えます。
変えたいと思うことが大事。
そしてなによりも、自分が納得して選ぶことが大事。
これでいいや、ではなく、これが良い!
.
.
.
ちなみに、アパレルの販売員は敵ではありません!笑
どうしても自分のお店にあるものしか紹介できないので、なんだか売り付けているように思うかもしれませんが、いつも真剣です!みなさまに合った販売員に出会えますように!