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はじめまして、リーマンサットです

DMM.make AKIBAのスカラシップ(改めスタートライン?)に採択されました、リーマンサットプロジェクトのローバーチーム”ZIPANGU”です!
このnoteでは開発の状況や我々の目指す先、技術について、発信できればと思います。

リーマンサットプロジェクトについて

図1

私たちリーマンサットは、上に貼ったホームページのスクリーンショットの通り、「一般のサラリーマンや学生が趣味で宇宙開発を行う民間プロジェクト」です。

過去には団体初の超小型人工衛星RSP-00を打ち上げ、現在はRSP-01、RSP-02の開発を行っています。
他にも、このRSPの中にはモデルロケットを開発するチームやイベントや広報を行うチームなど多くのチームが存在します。
その中で、地球周回軌道を飛び出して38万キロ先の月面を目指し、ローバーと呼ばれる車輪型ロボットを開発しているチームが我々”ZIPANGU”です。

リーマンサット全体については、弊団体ホームページがとても充実しているのでそちらをご参照ください。
https://www.rymansat.com/about

ローバーチーム”ZIPANGU"について

我々の取り組んでいる「ローバー」ですが、さまざな先行例がある人工衛星とは異なり、月面に行く手段や開発するための技術的な要件もなかなか難しいのが現状です。

私たちはそこで「まず手が動くところからはじめる」という考えのもと、遠い月面で自律的に基本的な走行をする機体を開発することから始めました。
そして、メンバーのモチベーション維持や月面までのマイルストーンとして地上で行われる大会に出場することとしました。

図2


2019年度は北海道の赤平で行われた植松電機さんの主催するスペースプローブコンテストへ出場し、上記のようなミッションシーケンスの打ち上げ実験を行ってきました。

ベーシックなGPSとコンパスを使った走行の制御と、ロケットからの打ち上げ~放出~着陸の判定、そしてそれらを支える筐体やパラシュートなどの開発を行い、無事優秀賞を頂きました!

画像3



それまでの開発についてはリーマンサットプロジェクトオウンドメディアの記事がたくさんあるのでそちらへ譲ります。⇒こちら

2019年度の開発の詳細についてはこちら↓

2020年にやること

団体を立ち上げてから、とりあえず勢いで出場したスペースプローブコンテストでしたが、結果はまずまずではじめは何をどうすればいいのかわからない状態だったチームが徐々にまとまってきました。

次のフェーズとして、地上1000メートルまで打ちあがるロケットをRSPのロケットチームが開発していたためそのロケットへ我々のローバーを搭載し、アメリカのブラックロック砂漠で行われる大会への出場を決めました。

https://youtu.be/N3FHgPhAoy0?t=39


しかし、新型コロナウイルス感染症のためアメリカへの渡航は不可能に…

昨年度出場したスペースプローブコンテストのリモート開催が決定したため、2020年のマイルストーンを変更しました。

9/19に無事その大会が終わったのですが、そちらの様子は次回のnoteに譲りたいと思います!
(近日公開します!)

RSPに興味がある!という方

我々リーマンサットは誰でも参加できるオープンな組織です。
開発や広報に限らず、様々な活動がありますので、ここまでお読みくださった方で興味がある方はぜひこちらからご連絡を!
https://www.rymansat.com/join



私たちの活動は、皆さまからのあたたかいご支援によって支えられています。 いただいたご寄付は、プロジェクトの活動で大切に使わせていただきます。 宇宙開発分野の発展のためにアマチュアの宇宙開発団体だからこそできることを進めていきます。