Missing 13 神降ろしの物語 下 感想

Twitterでぶちまけていたののまとめです。ついでに旧版既読です。

それでも神に挑まずして何の人間か

摩津方さん好きだぜー。
というか新版になって、最後に美味しいところ持って行ってるじゃないですか!そこも好きです。
その前の段階でも、旧版より仕込みが秀逸になっていますね。
結局は同じ結末で流石神野さん!と思っていたのにこれだよ
(どれかといえば神野さん推しのワイ)

まあ最強好きの人外好きはおいておいても、ヒーローと呼ばれることに頓着しない神殺しって好きなんです。
最近そういうキャラ増えてません?私の周囲だけかなあ。神殺しの善悪はさておき、自分の実力試しだったり、強者との戦闘自体が楽しいみたいな、そういう人。ヒーローになるのかはあくまで結果論でしかないというか。摩津方さんの場合は実力試しの方が近いかな。

ともあれ、旧版からそうですけど摩津方さんは武巳くんを最終的には気遣うっていうか、あそこも含めてなんか妙に憎めないんですよねえ。さすが、「未だ人間である」魔術師か?

新版自体が「結末と過程」を示す物語

にしても。
確かに全体通してかなり変わってるというか、行動がより複雑になってますね最終巻。結果は同じだけど過程がちょっと変わってきてる。
空目くんのトランプの例え、あれもっと詳しかったんですねとか。

結末と過程の話は神野さんと十叶先輩のやりとりとかストーリー内にもあるので、作品自体が新旧展開したことによって結末と過程を想起させると考えると、新版の決定そのものがまた趣深いといいますか。

個人的には、村上くんの最終的な結末が、そうかあ〜って惜しむぐらいかな。確か旧版はゴニョゴニョ略。

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