スクリーンショット_2020-01-10_16

Huuuuと共同で新メディア『CAIXA』をスタートしました!

じつは昨年、ローカル領域に強みを持つ編集ギルド株式会社Huuuuと、スタートアップ領域を多く手がける編集集団株式会社モメンタム・ホース二社が共同で自社メディア『CAIXA(読み:カイシャ)』を立ち上げました。

最初のコンテンツとして、両社の代表がそれぞれ師を訪ねよう、と。僕は学生時分よりメンターと慕う、日本を代表する投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズの高宮 慎一さんにお話をおうかがいしました。 徳谷 柿次郎 さんはシモダテツヤさんに。

高宮さんは、ぼくが会社を辞めて、いまの道へ踏み出す最初の一歩の背中を押してくれた方です。

今回はそんな昔話から始めて、ぼくがいま悩んでいること、会社の経営や組織のあり方、スタートアップ化する社会の生き方まで、質問を投げかけさせていただきました。

「スタートアップ化する社会って?」と疑問に思われた方は、ぜひ本文を一読いただきたいのですが、

確約された結果を求めるのではなく、自分のパッションや問題意識に沿って、“やりたいことをやる”ことで、社会を変えていく–––そんなスタートアップ的な価値観や生き方が、個人の生き方を含め、どんどん社会に広がっているということです。

(なぜ高宮さんがあまり「モメンタム」という言葉を好まないのか、その理由には開眼するものがありました・・・)

僕は、理想論では、経営とは「再現性」だと思っているんですよ。もちろん現実的には、そんなにピタッといくはずがないのですが、予想可能性を高め、ボラティリティ(変動幅)を低くすることが、長期的に生き残り続け、成長し続ける経営だと思っています。たとえば調子が悪いときに、「このモメンタムに乗って一気に良くしよう」と考えるのではなく、しっかりと踏ん張って、一個ずつ問題を片付けていく。もちろん、攻めるべき時はしっかりと攻めなければいけませんが、地に足をつけて一歩一歩成長し続けていくのが大切です。ハイリスク・ハイリターンの博打ばかりを続けていると、いつかは負けてしまいます。

記事のなかにも出てくる高宮さんの著書『起業の戦略論』は、ここ数年で間違いなくぼくが一番影響を受けた思考体系になっています。刊行が待ち遠しいです。

起業の戦略論 スタートアップ成功の40のセオリーamzn.to 2,200円(2020年01月10日 16:26時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

また、この記事はタイのバンゴクで柿次郎さんがシモダテツヤさんを訪ねた記事と協奏曲を織り成しているな、と。

生きた時代や、見据える時間軸は違えど、人間がたどる悩みや課題を師と対話する。生きる醍醐味が詰まっていると心底思いました。

バーグハンバーグバーグの社長を退任され、なぜタイにわたったのか。

孤独というか、自分の世界に籠もる時間を作りたいなと。
社長業を続けてると付き合いも広がっていくし、広がった世界でいろいろと吸収することが増えるのはいいんだけど、色んな情報が入ってくるからだんだん飽和してきて、気づいたらそれが自分の考えなのか、他者の考えなのかの境目がわからなくなってきちゃって。

柿次郎さんが昨年手掛けられていた『経営者の孤独』をちょうどいま読み更けているところですが、「孤独」の取り扱い方は、経営者ならずともどこかで訪れるものですよね。

悩みは尽きませんが、これからも楽しみながら仕事に、人生に取り組んでいきたい次第です。

ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。