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【Part2】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【コードとスケール】
■はじめに
今回はフュージョンギターを弾いていく上で使用するコードとスケールについてレッスンを行います。
これらを習得する上で"超重要"なポイントが3つ存在するので、下記を念頭において取り組まれて下さい。
①コードとスケールは切り離して考えない
②コードとスケールの捉え方を変える
③馴染みのポジションから度数を覚える
それではスタート。
■度数
![](https://assets.st-note.com/img/1691579264774-1wZ4pg4vcM.png?width=1200)
m:マイナー(短)
M:メジャー(長)
P:パーフェクト(完全)
dim:ディミニッシュ(減)
aug:オーギュメント(増)
b:フラット
#:シャープ
表2段目の白枠はテンション表記となっております。
テンションノートも同時に覚えていきましょう。
■コードの考え方
![](https://assets.st-note.com/img/1691580678666-FdPSB4SHoW.jpg?width=1200)
左図がよくあるコードダイアグラムですが、今後は右図のように度数でコードを把握しましょう。
度数を覚え、各コードの構成音を覚えていく事により、コード表がなくとも自分でコードを作り出す事が可能となります。もちろん複雑なテンションコードにも対応が可能となります。
トライアド(3和音)
![](https://assets.st-note.com/img/1691581605176-5Yac5iI4y6.png?width=1200)
この他にも3和音は存在しますが省略させていただきます。
テトラッド(4和音)
![](https://assets.st-note.com/img/1691581620561-QmGz4rukxk.png?width=1200)
テンション
![](https://assets.st-note.com/img/1691579264774-1wZ4pg4vcM.png?width=1200)
オンコード
![](https://assets.st-note.com/img/1691831202138-12T7f0KA9i.png?width=1200)
■アルペジオ
コードの度数について学んだところで、次はアルペジオ(分散和音)を覚えましょう。ここでいうアルペジオとは奏法ではなく、4和音コードの1,3,5,7度の音程となります。先程のトピックでお伝えしたように、コードダイアグラムを度数で覚える事を前提とすると、コードの形+数音で覚えることができます。弾き慣れたコードの周辺でアルペジオを完成させましょう。コードに沿ってソロを弾いていく上で大変重要な項目となります。一気に全てを覚えようとせず、各コードにつき5弦ルート1ポジション、6弦ルート1ポジションからスタートしましょう。
M7
![](https://assets.st-note.com/img/1691836281742-XyiqAbeiMr.png?width=1200)
7
![](https://assets.st-note.com/img/1691836309528-Ks9BZJymg1.png?width=1200)
m7
![](https://assets.st-note.com/img/1691836789061-4zdovVD1tr.png?width=1200)
m7(b5)
![](https://assets.st-note.com/img/1691836469344-qYz2blmj5O.png?width=1200)
dim7
![](https://assets.st-note.com/img/1691836507344-oC7PyBiSOx.png?width=1200)
■スケールの考え方
スケールはよくある●黒丸ではなく、アルペジオ(コードの構成音)+テンションノートで覚えていきましょう。そうすることにより、コードに沿ったソロが弾きやすくなります。また、スケールのキャラクターノートを並行して覚えていくことで後々スケールの特性(キャラクター)を押し出していくことが可能となります。
メジャースケール
![](https://assets.st-note.com/img/1691839866602-zZgIGNKmSU.png?width=1200)
ナチュラルマイナースケール
![](https://assets.st-note.com/img/1691831612365-YwlSAVzGsg.png?width=1200)
メジャーペンタトニックスケールとブルーノート
![](https://assets.st-note.com/img/1691840966802-Z2MYlBTalL.png?width=1200)
マイナーペンタトニックスケールとブルーノート
![](https://assets.st-note.com/img/1691831717207-oYaNgDiRwr.png?width=1200)
■メジャーモードスケール
メジャースケールは第何音から開始するかによってスケールの名称が変わります。例えばCメジャースケールをCから弾くとCイオニアン、CメジャースケールをDから弾くとDドリアンというように。「開始音が異なるだけなら覚えなくていいじゃん!」となりそうですが、キーCの楽曲でDm7(IIm7)がひたすら続くような進行でどのようにアプローチを行いますか。Cメジャースケール(Cイオニアン)と想定して弾くのと、Dドリアンと想定して弾くのでは違った聞こえ方になるでしょう。ここでも覚え方はアルペジオ+テンションノートとなります。
イオニアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691831851939-gYnP8NBdYG.png?width=1200)
ドリアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691831889686-LbJuPzRnub.png?width=1200)
フリジアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691831913394-RXapVDMDUR.png?width=1200)
リディアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691831938993-FP44oXv3nK.png?width=1200)
ミクソリディアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691831981572-IJwlfeYmaJ.png?width=1200)
エオリアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691832001145-szFCmAVr9d.png?width=1200)
ロクリアン
![](https://assets.st-note.com/img/1691832016698-gPez0Xc45s.png?width=1200)
■ハーモニックマイナーモードスケール
マイナースケールは3種類存在し、先程ご紹介したナチュラルマイナースケールの他にハーモニックマイナースケール、メロディックマイナースケールが存在します。今回はハーモニックマイナーモードの中から使用頻度が高い2種類のスケールのみご紹介します。
ハーモニックマイナースケール
![](https://assets.st-note.com/img/1691841382138-MJ8SsvjDxb.png?width=1200)
フリジアンドミナント(Hmp5↓)
![](https://assets.st-note.com/img/1691832422367-HVw3R9zu6E.png?width=1200)
マイナーコードへ向かうドミナントモーション時のV7で使用されます。
■メロディックマイナーモードスケール
メロディックマイナーモードの中でも特に使用頻度が高い3種類のスケールをご紹介します。
メロディックマイナースケール
![](https://assets.st-note.com/img/1691832539800-dML0lPhPIg.png?width=1200)
メジャースケールと3度の音程のみが異なります。
リディアンb7
![](https://assets.st-note.com/img/1691832563265-yS6OnUrpjD.png?width=1200)
リディアンドミナントスケールとも呼ばれます。
オルタード
![](https://assets.st-note.com/img/1691832600190-rDd8MRMoPg.png?width=1200)
※本来はVIIm7(b5)に対応するスケールですが、V7での使用を想定しているのでb5=#11、構成音も[R M3 m7]表記とさせていただきます。
■シンメトリカルスケール
ディミニッシュドスケール
![](https://assets.st-note.com/img/1691832758885-XcErUVY7xI.png?width=1200)
ハーフホールディミニッシュドスケール
![](https://assets.st-note.com/img/1691832782714-06YQs6SMxl.png?width=1200)
■まとめ
これまで、コードやスケールをダイアグラム(●黒丸)等で覚えていた方はコードとスケールの覚え方、捉え方を変えましょう。
①コードを度数で覚える
[1,3,5度] [1,3,5,7度]など
↓
②覚えているコードの形の周辺で更に構成音を探す
[1,3,5,7を全て]
↓
③アルペジオ(構成音)+テンションノートでスケールが完成
[1,3,5,7]+[9,11,13]=スケール
この考え方はコードに沿ったソロを弾くために、とても重要なテーマとなります。順番通りに少しずつ覚えていきましょう。スケールはメジャースケールとペンタは最低限、それ以外は必要に応じて覚えていっても構いません。
■教材ダウンロード(RTで無料)
これらの譜例、教材をPDFでまとめてダウンロードが出来ます。印刷して練習を行いたい方、投げ銭をしてもいいよ、という方はページ下部よりダウンロード下さい。
収録データ
1. コードの構成音
2.Basic Guitar Chord
3.アルペジオ
4.スケール一覧
noteで記事を書きました!このツイートをRTするとお得に記事を読むことができます。
— Ryoya Yamaguchi (山口 涼也) / Jazz Fusion Guitarist (@RyoyaYamaguchi) August 12, 2023
【Part2】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【コードとスケール】 | Ryoya Yamaguchi | 山口 涼也 @RyoyaYamaguchi #note https://t.co/ELhwmLXd8k
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