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#17 残業主義

こんばんわ。

今日はひとまず休日すべき事を終わらせ、残りの4時間程度を自由時間として使えます。

うん、素晴らしい。

やはり日課は早めに終わらせて、残りを自由時間として気兼ねなく使うのが一番賢いですよね。

まあ、それがなかなかできないんですが。


残業主義

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さて、私が今日語るのはこれ。

最近、思う事があって “残業” に触れて行こうかなと思います。

あ、勿論ですが私は残業は否定派でしない方が良いと思ってる人間です。

今までの記事を読んでもらえればなんとなく察すると思います。


私は基本的に定時で終わるように主業務を組み立てますし、順調に事が運び早めに終わるなら合間時間と残り時間はデスクワークで調整します。

順調に事が運ばないorそもそも反応時間が長い、スケジュールがタイトであれば残業という形になりますね。


順調に事が運ばないのは自分の計画力と行動力不足、スケジュールがタイトであってもスケジュール管理が完璧なら定時内でこなせるはずだ、という考えのもと動いています。

なので、残業になるような働き方は基本、どこかに欠けている部分があるし、効率的な業務の遂行をさらに意識すべきだ、と思います。


私が考える残業のデメリットは後述しますが、まずは残業について考える機会を受けた社内のやり取りをざっくり紹介しますね。


会社でのやりとり

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私の携わる化学業界は大手はそこそこホワイトな部類で、私の会社もホワイト色がかなり強め。

研究職ですが、定時に帰る人もそこそこいます。

大手企業は世間からの目もかなり気にしないといけないので、大手はそこら辺、結構修正されつつあるように感じますね。


そんなホワイト企業でも部署は沢山ありますし、部署内でもテーマはいくつもあるので、テーマを推進するリーダーの全員が同じ思考で動いてる訳がないですよね。

なので、間違いなく上司ガチャなんてのはどこに行っても存在します。


私の会社では珍しく“残業主義”の方がいて、現在1ヶ月ぐらい協力体制で業務を一緒に進めています。

私はその方の直属ではないので、指図は受けてませんが…。


その方の思考は“残業は会社で制限を受けないギリギリまで行い、最大限スケジュールを進めるべきだ”という感じです。

36協定だのありますし、会社も残業に関しては厳しく管理されているのでフルにやってもブラック企業様ほどの残業時間はいきませんが。

また、その上司さんは部下全員に同じ考えを押し付けていて、部下の得手不得手を考慮して伸ばすのではなく、全員がこの水準に至りこうあるべきだ、という考えです。

適材適所とは無縁の思考ですね。

部下Aはしんどいけどなんとかついていけてる様子で、部下Bは要領悪い所があって残業しても仕事が終わらないのでさらに残業し、疲弊しています。毎日、怒られるわけではないですが「こうした方がいい」とアドバイスを受けてますが、全く改善されてないような?


残業に対する私の考え

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こんな光景を目にするので残業に関して考えさせられますね。

私の考えは以下の通り。


・そもそも残業ありきでは定時を設定している意味が全くない。

・残業ありきの働き方はスケジュール管理が下手になり時間効率が下がる

・残業は貴重な自由時間を減らし、個々の人材が自己投資する時間を奪う

・生活残業が身についてしまえば、金欲しさに脱却できない。

・残業は割増単価が付くので、本来であればさらに業務効率が上がらなければ会社にとって不利益。


さて、いかがでしょうか。

皆さんの考えとは異なる所があるかも知れません。

私が残業がデメリットだと思うのは2番目の時間効率の低下と3番目の自己投資時間の減少です。


残業は時間効率が低下する

人間は集中できる時間なんて限られていて、やればやるほど作業効率は低下していきます。ましてや残業時間中に遂行する業務効率は午前中の業務効率より悪いのが殆どではないでしょうか?


そして、残業ありきの働き方は時間に対する意識低下を確実に起こします。

間に合わない分は残業すればいい、と考えませんか?

残業が日常的に行われれば、そもそも定時で間に合う必要性すらないですよね。

そうなると人は本当に作業効率を意識して働くのでしょうか。

私はそうは思いません。


自己投資時間の減少

次に自己投資時間の減少。

普段7-8時間程度やる日常業務を残業を加えて10時間程やった所で、スキルは1.25倍身につくでしょうか?

毎日7-8時間を既に日常的に取り組んでるのですから、そこに2,3時間毎日増やしたところで、単純計算の倍率で成長できるはずがないです。

成長というのは基本的に初動が大きく、継続するにつれ伸びは悪くなります。


では、その残業しない分を家に帰って語学スキルやライティングスキル、伝え方の勉強などに投資したとしたら?

どちらが使える人材になるかは明白だと思います。

勿論、全員が向上心を持って家に帰ってから勉強するとは思いませんが、その可能性を潰すのは損失だと私は思います。

そして、毎日残業して疲弊している人が残業しない人より成長するとは思いません。

時間効率を意識した働き方を継続する方が確実に伸びる事と思います。


最後に

製造業のような年功序列が染みついて、成果主義へのシフトがゆるやかな業界で残業主義ははやんないっす。

営業その他のインセンティブのあるような会社で成果主義に揉まれて、残業するのは個人の勝手だし、リターンが大きいのでしたらいいんじゃないですか、知らんけど。


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