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世間の答えはひとつじゃない

こんばんは。りえぞうです。
突然ですが、我が家は市民農園を借りています。
(ほんとに、唐突でごめんなさい)

当時はコロナがこんなに長期化するとは思わず
「近くで土に触れられるなんて贅沢~」と。

1年目だった昨年は、つい嬉しくて、
トマトを4本も植えちゃって(しかもプチトマト)
夏にぐんぐんと巨大化し、取っても取っても
消費が追いつかない取れ高に。

で、トマト配りおばさんになっていたのですが。

2年目の今年は、様子も分かってきて、
そして、なんだか、畑がきな臭い感じなのです。

きっかけは1枚の看板。

都会の宿命で、住宅地の中に突然現れる
畑もとい市民農園。

あちらこちらに、とにかく多いのが
「注意書き」

「他の区画に飛ぶような農薬散布は控えてください。」

「声の大きさは近隣の住宅にご配慮ください。」

「成長した苗は、通路にはみ出さないでください。」
「根が拡がる野菜を植えないでください」
「雑草取りは適時心掛けてください」…etc
この辺りは、まあ当然かな、仕方ない・お互い様だよね、ですが

作業をしていると、あちらこちらから、
見えない看板も沢山ふってきます。
曰く
「あの人に気をつけて」
「自分が育てている野菜の盗難防止のため、おたくの名前を区画を教えて」
…etc


割り当てられる畑区画は、抽選だと聞いておりましたが
どうやら「ヌシ」様がいらっしゃる模様。^^

そんななか、火種もとい新たな「看板」が追加されました。

「市民農園は、契約者と同居人以外は立ち入り禁止。
一時的であっても、友人や親戚、子どもなど、現在契約していない方の
立ち入りは、ご注意ください」

うーん。これはさすがに、どうでしょう。
周囲では、看板は看板、と互いの様子を伺っています。

そこにタイミング悪く(良く?)、元契約者の女性2人組が登場。
一人はだいぶご高齢。
定番の散歩コースで、農園内を我が庭として散策されている様子。
本日はそこに、立ちふさぐ農作業姿の男性。
「看板見えてないの! 契約者じゃないんだから、
さっさと出て行って!」
元契約者側は「盗みに入る訳でもなく、そんな言い方しなくても」
農園内に、なんとも言えない気まずさが漂います。

さて、この看板問題、あなたならどうしますか?

世間の答えはひとつじゃない。
それでは、「言ったモノ勝ち」なのかな。
このルール「契約者のみOK」は、何のためにあるんだろうか。

生身の人間同士のやり取り、の世間だからこそ
答えはひとつじゃない、から始まると思いたいのです。

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