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教育格差のおはなし。


※個人的な感想を大いに含みます。

軽く自己紹介をすると
北海道の小さな町で生まれ、中学3年まではその町で育ち、高校は車で1時間半ほどの地方都市と呼べるところにある私立高校へ進んだ。
高校では部活と勉強どちらも頑張りたかったので、特進コースと呼ばれるコースへ進学した。
しかし、現役受験時は志望した学部のレベルが高かったため結果は不合格で滑り止めの私立大学へ進学するも一年次終了時に休学しそのまま退学。
今は無職()

と、こんな感じ。

現在は再受験を志して頑張ってます。



さて、本題の教育格差についてだが再受験にあたって色々調べていた際に気づき始めた。
すでにここが1つ問題である。

やっと気づいたのだ。いや、気づけたとでも言ったほうがいいかもしれない。
心の中に薄々とあったものがはっきり見えてしまった。



格差には情報と環境の格差がある。

実際、私自身も再受験をするにあたって調べていかうちに色んなことを知った。

難関大と言われるところへの入学者はほとんどが上位進学校を占めていること。
その上位進学校は大体私立の中高一貫校であること。
中学受験があること。
中学受験のための塾があること。
さらには小学校お受験があること。

掘り下げていけばこんな感じ。


生活している周りではまず、東大や京大に行くという思考に至らない。
高くても北海道大学だ。北海道の中で収まってしまう。
それに、北海道大学に行きたいのなら札幌の東西南北や北嶺、ラサール辺りに進学すれば合格実績で言えば可能性が高まるだろう。
それでも田舎に生まれてしまえばそのような選択を取ること自体浮かんでこない。
これが"格差"だと感じてしまう。


今私は21歳なのだが、「あの時この高校に行ってれば…」と考えてしまう。
しかしそれは結果論であって、当時からすれば高いレベルの大学へ進学する意欲があってなおなつ逆算的思考をしなければ、そのような選択肢は取れないはずである。


そして、それらを義務教育中あるいは高校進学後までに提示してあげられるのが親の存在なのだと思う。
田舎ではそれほど収入も高くはなく、環境がないことから進学意欲がさほどない傾向にあるのかもしれない。
さらにこれが親の収入で学力が決まると囁かれている所以なのかもしれない。
収入に関しては、どうやらエビデンスがないことから真偽はわからない。

しかし親の持つ環境によって、左右されることはあると思う。
親がそもそも高卒の場合、子ども本人が進学したいと思わない限り高卒に収まるケースが多い。
しかも進学を認めない場合もあるという。
親が沢山スマホを見ていて、子どもにも分け与えていればさらに進学意欲を持つ可能性は狭まるだろう。

かたや、親が医者であれば医者を志す場合(半ば強制される場合も?)が多いだろう。
親が大卒なら、その上の高学歴ならその志向も高まるはず。

極論を言えば、中学受験専門の塾に入り名門中高一貫校に合格してさらに鉄緑会に入れば東大合格はもう目の前であると言えるだろう。
(これでもなお東京・大阪限定という条件が必要になってしまう)



私はこのような格差について嘆いてはいるものの、怒りや憎しみは抱いていない。
嫉妬こそあるが、今からは変えられないので今なら行ける道を広げて選んで進んでいくしかない。

もちろん、より都市に生まれれば生まれるほど選択肢は多くなる。
よりお金を持っていれば持っているほど取れる選択肢が増える。
しかしそれらを持たない者たちが後に気づいた時、後悔が生まれてしまうことは堪え難いことである。



もし子どもができた時に、取りたい選択肢を取らせてあげられるようにより多くの選択肢を与えられる存在になりたいと思う。

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