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上質なテンプレート
先輩たちのよいしょがあって、昨年度自分が取り組んできたことのほぼ全てが、みんなで年間を通して取り組む共通実践事項になりそうだ。
とても嬉しい。
なぜなら、上質なテンプレートをこの2年ほどずっと追いかけてきたからだ。
この仕事に就いたばかりの頃、派手な授業に憧れた。
打ち上げ花火的な、その場だけパッと綺麗な花が咲くことをして、翌日から何の工夫もない形に戻る再現性、継続性がない実践である。
5年ほど前に、打ち上げ花火的な実践で県の賞をもらったこともある。
でも、年間1000ある時間のうち、たった1時間の取組の話。
ここ数年、追いかけてきたのは、1000時間のクオリティを力強く下支えするような、教科•領域を飛び越える汎用性のある上質なテンプレート。
上質なテンプレートで学び方を知っている子どもたちは、ちょっとぐらい、ぼくたち教師が発問や展開をしくじっても、大きく揺るがない。
毎日、100点の準備をして、毎時間臨めればいいがそんな時間はないし、現実的ではない。
だからこそ、上質なテンプレートが生きると思っている。
60点の準備で80点のクオリティを担保してくれるものだと思う。
80点の準備をしたなら、120点のクオリティの学びを引き出せる感覚もある。
何が言いたいかっていうと、上質の学び方のテンプレートは、年間1000時間のクオリティを高めてくれるめちゃめちゃ便利な道具だって言いたい。
学び方を徹底的に鍛え、対話しながら一緒に学ぶ。
毎回、細かく作り込み過ぎる必要はないから、これ以上の働き方改革はないと思う。
この前の飲み会で先輩がくれた言葉。
「ある程度の方向性だけ決めて、その場で臨機応変にやり取りしながら導いていくって理想だけど、それって、やるってなると一番難しいとですよ。それに挑戦しているのを見て、素直にかっこいいなって。」
まだまだ上手くはできないけど、挑戦できるのは、テンプレートで作った素地があるから。
よりよいテンプレートを求めて。
今年は、テンプレート2.0を考案したい。
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