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長巻きフィルムを使う

長巻きフィルムというものがあるらしい。100ft(30.5m)単位で売っていて、ふつうのフィルムを買うより安く手に入るという。

30mもあるフィルムをどうやって使うのか。もちろんそのままカメラに装填はできないので、フィルムローダーという長巻フィルムをパトローネに巻く器具を使って自分で巻く。
巻いたフィルムは普通に使える。長巻フィルムのほうが単位長さあたりのフィルムが安いので、結果フィルム1本分のコストも下がる。

ただし、フィルムを自分で巻いているため、お店に現像依頼すると断られることがあるらしい。なのでこれは自家現像する人に向いている。

Rollei retro80s の100ftで約12000円(2023/6/3現在)、これで約18.5本のフィルムを巻けるらしいので、1本あたり648円。
普通にみらいフィルムズで買うと1本938円(2023/6/3現在)なので、1本あたり300円くらい安く済む。

すること

1.長巻フィルム、フィルムローダー、空パトローネの準備
2.フィルムローダーでパトローネにフィルムを巻く
これだけ。

1.長巻フィルム、フィルムローダー、空パトローネの準備
1-1長巻フィルム
かわうそ商店かみらい フィルムズで買える。

1-2フィルムローダー
フィルムローダーとは長巻フィルムをパトローネに巻くための道具。ハンドルをくるくる回してフィルムを巻く。

はい。これがフィルムローダーです。

私は3Dプリンターで作ったが、もちろん既製品もある。お金はないけど3Dプリンターはある人は自分で作ってしまおう。フィルムローダーの制作については別途記事を書く予定。

既製品はかわうそ商店で1万円くらい。

1-3空パトローネ
空パトローネを買ってもいいし、使いきったものを再利用してもいい。再利用する場合はフィルムの残りが1~2センチくらい残っているものが望ましい。
長巻を使うと決めたらパトローネはありったけ用意しよう。

「なんぼあってもいいですからね」と、内海さんは言います。

2.フィルムローダーでパトローネにフィルムを巻く

2-1.ローダーに長巻フィルムをセットする
フィルムローダーを開けると下図のようになっている。

はい。こちらがフィルムローダーを開けたところです。

ダークバッグの中にフィルムローダーと長巻フィルムを入れてバッグを閉じる。
バッグの中で長巻フィルムを開封し、ローダーの中に入れる。フィルムの端をローダーの口から少し出してローダーの蓋を閉める。

2-2.ローダーにパトローネをセットする
ローダーの口から出ているフィルムと、パトローネのフィルムをテープで貼り付ける。
ここを適当にやると、フィルムがパトローネの中で斜めに巻かれたり、撮影後の巻き上げ時にテープが剥がれて巻き上がらなくなったりする。慎重にやろう。

こちらフィルムを接続したところになります。

ハンドルを軽く回しながらパトローネを定位置に乗せ、右下の蓋を閉じる。

このようにパトローネをセットいたします。

2-3.パトローネにフィルムを巻く
ハンドルでフィルムを巻いていく。36枚なら30回転させる。

側面に記載してあるのが回転数になります。

2-4.フィルムカット
巻いたら蓋を開けてフィルムをカットする。

最後にはフィルムをカットする必要があります。

あとは長巻きフィルムがなくなるまで2-2から2-4の作業を繰り返す。

1本1000円するフィルムが12000円で18本もできるのだから安いよなあ。


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