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ミュージカル配信体験記~約1ヶ月で18本!③

前回の記事を上げてから、ずいぶんと時間が経ってしまった。この1ヶ月というのは7月下旬から8月下旬の話だというのに、もはや今は10月だ。

8/11(火)のソワレに韓国版『モーツァルト!』をホテルの部屋で観た後、8/13には実際の劇場で『マンマ・ミーア!』を堪能した。そして8/14(金)のソワレにふたたびホテルの部屋で配信を楽しんだ。
演目は、『The Musical Concert at Imperial Theatre』だ。

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これは、3種類のプログラムが用意されており、どれもに魅力的なキャストが出演されるが、何と言っても新妻聖子さんが出演するProgram Aが私にとってのメインイベントだ。配信はふたたびイープラスのストリーミングプラスだ。
生観劇のチケットは8/15のマチソワで入手できたが、家族の都合もあって実際の観劇はマチネ1本に絞った。その前に、初日の8/14ソワレをライブ配信で観る、というわけだ。

この日は8/11ソワレと環境は同じだ。ホテルのネット回線でWi-Fi接続、端末はノートPC、ブラウザを最大化してHDMIケーブルでテレビに接続だ。
なんとこの日も、まったく途切れることなく、スムーズに配信を楽しむことができた。これでホテルでのライブ配信鑑賞は3戦3勝だ。自宅で途切れがちであるのは、やはり回線に問題があるのだろうかと思ってしまう。ひょっとして配信元の東京に近いホテルであることが効いているのか?、と思ってみたりもするが、インターネットってそういうものではないはずだ。謎は深まるばかりだ。

さて、この日の配信では、本番前に「配信をご覧いただくにあたりお客さまへのお願い」なるテロップが流れた。機器の充電を確認し、事前に通信環境を確認し、パケット通信量にも気を付けてください。調子が悪いときには画質を落とし(そんなことができるのだ)、ブラウザを変更することも試してください、と。やはり先行して配信したJBコンサートやSHOW-ISMSでかなりの苦情があったのだろうと察せられた。

舞台の感想は、以下の生観劇レポに譲る。

観劇を楽しんだ翌16日には東京を離れ、8/17(月)ソワレはふたたび自宅で配信を楽しんだ。ところがところが、本公演開始前のタイトル画面で固まってしまっていたのに気づかなかった!
開演の18時を過ぎても始まらないので、1~2分後だったか、慌ててリロードしたら、すでに井上芳雄さんがステージの中央で歌っていた。何たる失態。
上でも書いたように、開演前には配信時の注意テロップが流れるはずなのにすっかりそんなことは忘れており、始まるのが今か今かと待っていただけであった。さらによく見れば(というか後日気づいたのだが)、タイトルが表示された静止画と思える待機画面でも、紙吹雪が小さく舞っており、ネットワークが固まっていないことがわかるようになっていたにもかかわらず、ただただ待っていたのだ。自分を叱り飛ばしたい気分だ。

というわけで、Program Aの千秋楽はとんだミスをしてしまったが、それ以外は比較的順調に楽しめた記憶だ。ちなみに環境は、有線でPCを繋ぎ、ブラウザを最大化してHDMIケーブルでテレビに直結であった。

Program Bの8/19(水)ソワレと8/22(土)ソワレも上記と同じ環境で楽しんだ。今回はスタートでミスすることもなく(そもそも固まらなかった)順調に見ていたが、8/19の方では固まるシーンもあり、リロードする羽目になってしまった。8/22は比較的スムーズであった。

そしてProgram Cの8/25マチネ。配信自体は順調に見られたのであるが、謎の現象が起こってしまった。テレビの隣に置いているPC画面はちゃんと流れており、音もちゃんと聞こえているのだが、テレビの画面だけ固まってしまったのだ。こんなことってあるのだろうか? HDMIケーブルの不調と理解するしかないが、なんともびっくりする一瞬であった。何が起こったのか理解するのに時間が掛かり、再開まで若干手間取ってしまった。
しかし配信そのものはスムーズに鑑賞できたと思う。

ここまでがおよそ1ヶ月で18本のミュージカル配信を楽しんだ私の記録だ。

この後、9/5(土)の『ダディ・ロング・レッグズ』のトークショー&ミニライブなるものが1,200円という破格で配信されたので、購入した。内容も想像以上に素晴らしく充実しており楽しんだのだが、何よりもありがたいと思ったのが、アーカイブ配信によってライブのタイミングで観ることをせずとも後から楽しめるということだった。しかもアーカイブであれば、万一固まることがあっても見直すことができる。
アーカイブ配信は権利上の問題やコストの問題でなかなか容易ではないのは重々承知しているが、現在の配信安定度に於いては逆に必須であると感じている。正直、4,000円前後の代金を払ってちゃんと見られるかどうかヒヤヒヤしながらライブ配信を楽しまなければならないというのは、あまりに酷だ。

さて、私がいつも気になるのは、観劇ヲタクの人たちは、ライブ配信を一度見るだけで満足しているのだろうか? 保存したいと思って保存している人はいないのだろうか? ということだ。
ここから先は、センシティブな内容になるため、有料記事とさせていただく。ご興味のある方は先へ進んでいただきたい。

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