エンタメレビューVol.5 ゲームマーケット2023秋

例年より遅い気がしますが、ゲームマーケット秋開催編です。
基本的には毎回参加しているイベントなので、今年も一般人として参加しました。
ちょっとしたテーマをもって参加しているのですが、結果としてそのテーマにはあまりそぐわないものばかり購入してきているので、今回どういうテーマで参加したかは割愛します。

"マーケット"、というくらいなので、基本的にはボードゲームを購入するイベントです。
新型コロナ以降は試遊スペースもほとんどなくなったため、特にその色が強くなりました。
コミックマーケットのゲーム版、というイメージでだいたいあってるかと思います(コミックマーケットに一般参加したことないけど)。

そして、ここでいう"ゲーム"は、アナログ限定です。
基本的にアナログのもののみが出展できるイベントですが、稀にデジタルとの融合とか、「それデジタルでしかないじゃん?」とつっこみたくなるものがあったり、という出展状況です。
今回は、本当にアナログオンリーだったように思います。
アナログであれば(アダルトでない限り)どんなゲームも許容されるので、バックギャモンとか、将棋とかも参加することが多いです(今回はそれらの団体からの参加がなかったように思います)。

毎回予算を組んで、その予算(を余裕でするけど想定はしている範囲)内でボードゲームを購入して帰ってくる、というのがパターン。
今回の予算は28000円でした。

買ったもの一覧

で、↑が買ったもの一覧です。
総額37200円。
+10000円いかないのは初です(購入点数はだいたいいつもこれくらい)。
全部は紹介できないので、いくつかだけピックアップしてご紹介。

今回唯一買った冊子もの

これは、もしかしたら別途書籍扱いとしてレビューするかもしれません。
しないかもしれないけど。
ちゃんと参考文献があって、参考文献に然るべき本の名前が最低限は不足なく入っていたので購入しました。

和菓子の移動+1とかいうフレーズで笑ったので買った

和菓子が移動する、と読んで笑ってしまったので、買いました。
こういうどうしようもない理由で買うのがこういうイベントですね。
コンポーネントがクリアなので、それもまた綺麗で、ゲーム会開く際のインテリアとしてもつかえそうなため、まあいいんじゃないでしょうか。

ちなみに、これはKADOKAWAのもの。
いつも通り特に事前には調べずに会場にいったものの、今回、ボードゲームの文脈での企業ではない企業の参加が目立ったように思いました。
KADOKAWAも、個人的にはそのひとつですが、SQEXが単独出展していたのも印象的でした。
たぶん、単独出展は初かと思います(前回ホビージャパンと共同出展はしていた)。

今回の個人的なNo1

今回、重量級のゲームは不作だった印象ですが、軽量級の1vs1系ゲームはいい感じのものをちょくちょく見ました。
それが今回の新作かどうかを問わず。
↑の『toreros』はその"いい感じ"というか、今回全体でもNo1と個人的に思った作品。
人型のコマは闘牛士を、人型じゃないほうは牛を表し、牛を自分の闘牛士だけで1周できるように配置したほうが勝ち、という1vs1ゲーム。
ちなみに、牛は、走らせる前にまず「ここからいきますよ」という場所(写真の長い白い線のところ)に配置しなければならないため、勝ちにいく行動は見えているといえば見えています。
とはいえ、その妨害方法も牛を走らせることが基本なので、妨害の準備も1手必要です。
その1手で自分の勝利に対して足踏みすることになる、というジレンマを与えることで、ゲームを複雑かつ思考力を求めて面白みを深めています。
1vs1は、習熟したもの勝ちになりやすいことと、ボードゲーム会開催時にあまり使いやすくないので敬遠しがちなのですが、この程度の操作しかないならば、習熟度の影響幅が自明でない(ように映るプレイが可能な)ので、扱いやすそうです。
ちなみに、↑の写真に説明書だけでコンポーネントも全部。
ここまで単純化された内容で深みを感じるボードゲームなので、価格忘れましたが納得の一品。

初めてゲームマーケットに参加してから10年以上が経つのですが、規模はどんどん大きくなっているように思います。
いずれ出展側で参加……する日がまたくるかは知りませんが、一般参加者としては可能な限り毎回参加予定です。
次回の東京開催は2024年4月(らしい)。
会場が家からバス1本なので、行きやすいのは非常によいですね。

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