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難解暗証

僕はカフェをよく利用する。

色んな場所のカフェを利用していると、たまに

「レシートに書いてあるパスワードを利用してトイレに入室する」

というお店さんに出くわす。

具体的に言うと、表参道沿いのドトールや骨董通りのスタバがそうだ。
#行動範囲がバレる

大体がアルファベッドと数字4桁の組み合わせで最後エンターキーを押しながら、入室。

といった流れなのだが、たまにこれに初めて出くわした方がめちゃくちゃ苦戦してるのを見る。

そもそもパスワード設定はなんのためかと考えてみたのだが、恐らくは「商品を購入していない人にはトイレを使わせない」と言った理由だろう。

カフェは店内利用なら先に席を確保してから商品をレジに買いに行くということも多々あるので、トイレだけ使って出ようと考える方を除くことはカフェ利用者に寄り添った策だと思う。

実に合理的だ。

ただ、レシートに書いてあるパスワードでのトイレ入室に苦戦している人は、間違いなく購入した「カフェ利用者」の方だ。

ここはなんかちょっと優しくない感じがしてしまう。

わかる。

パスワード式なら入力してスムーズに利用すればいいじゃんという声も聞こえてくる。

しかし。

多少あのパスワード式扉は確かに開けづらいのだ。

というか、なんかボタンを押してるのが押せてんのかよく分からなかったり、開いたかどうか分からない時すらあるのだ。

ヌルッと開く時もある。

だから、慣れていないと苦戦するのはよく分かる。

カフェ利用者があれに困っているのを見ると、なんか本末転倒チックだなと思ってしまう。

これが「あのカフェはパスワード式トイレで面倒臭いから、今度から別の近隣カフェを利用しよう」とならなければいいのだが、如何せん渋谷表参道付近はやたらとカフェが多い。

だから、切に願っている。

あとスムーズにパスワードを入力しトイレに入っても、鍵が閉まっているのかすごい不安になる。

この手のパスワード式扉はドアノブをガチャっとするだけで鍵があくタイプが多い。

中から鍵はかけるのだが、ドアノブをひねるだけで解錠されるそのシステムは「外から開けられるんじゃないかなァ…」とどうしても不安になってしまう。

でも、大概は先に話した「苦戦する人」が多いので、おそらく開けられることは無いのだが。


正しいサービスor優しい(惚れる)サービスなんて語られるが、この場合は何がいいのだろうか。

お店側の気持ちも利用者の気持ちもよく分かる。


サービスって、問題が尽きないね。


と、パスワードのないトイレ併用の246沿いのPRONTOでこれを書いておりますけども。
#お前の行動範囲狭ない

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