[ #AKATSUKI FIVE ]男子バスケ日本代表_ロスター紹介

オリンピック開幕直前ということで1人でも多くの人にバスケ日本代表を見て欲しくて書いた。
やっぱり競技に精通していない限りは選手の特徴がわからないと楽しめない人も多いと思うので、少しでも観戦のきっかけになれば。
そもそもルールがわからないって人はBリーグアルバルク東京がまとめてる基本ルールのページを上部に貼り付けたので読んでみてほしい。


※ポジションはJBAのロスター表基準で記載。
※バスケにおいてのポジションは流動的なのであくまで登録上の目安です。例えばSF登録の選手が3人同時にコートに立つことなども普通にあり得ます。
※選手画像はhttps://akatsukifive-men-2021-okinawa.japanbasketball.jp/akatsuki-five/ 
から引用

PG(ポイントガード)

#24 田中大貴(アルバルク東京/192cm)


<略歴>
日本代表の正ポイントガードで、2019-20シーズンのBリーグシーズンMVP。2017-18、18-19シーズンは所属チームであるアルバルク東京をリーグ連覇に導いた実績を持つ国内No.1のオールラウンドプレーヤー。今回の代表ではキャプテンを渡邊とともに務める。

<ここに注目>
所属チームでは本来SG(シューティングガード)の役割を担っており代表では求められる役割が違う中でもスタメンを勝ち取った”プレーの順応性”、”判断の良さ”がウリ。フォワードに点の取れる八村や渡邊がいるので彼らをどう活かすのか、という点に注目してほしい。また、ディフェンスも超一級品。派手さはないが相手のやりたいことをさせないハードなディフェンスも日本代表にとって大きな戦力。ちなみに俺が1番好きな選手。


#2 富樫勇樹(千葉ジェッツふなばし/167cm)


<略歴>
BリーグNo.1の”純正”ポイントガード。直近の2020-21シーズンではチームをリーグ初優勝に導いた。個人としても5年連続でBリーグベスト5に選出されており、2018-19シーズンではシーズンMVPを受賞している。日本人としては初の年俸1億円越えプレーヤーとしても話題に。

<ここに注目>
身長が低いというバスケにおいて最大のディスアドバンテージがある分、スピードとスキルで勝負するプレースタイル。速攻の際のボールのプッシュ(自分たちのゴールにまでボールを早く運ぶこと)や、変幻自在なドリブルからの確度の高いアウトサイドシュートに注目。おそらく田中大貴の後に流れを変えたい場面等で得点を期待されてポイントで投入されることが想定される。
ちなみに俺と同い年です。

#9 ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷/186cm)


<略歴>
名門延岡高校→東海大学を経てサンロッカーズ渋谷に加入。Bリーグ初代新人王を勝ち取った経歴もある伸び盛りのポイントガード。熾烈なPG争いを勝ち抜いて代表の座を掴んだ。

<ここに注目>
長い手足と高い身体能力を活かしたアクロバティックなプレーが見どころ。オフェンスではスピードを活かしたドライブ(ゴールに向かってドリブルで侵入すること)からの得点、ディフェンスではフィジカルを前面に押し出した前線からのハードな当たりと野生の勘(?)でのスティールが持ち味。劣勢を覆せる力があるプレーヤーなので流れが悪くなってきた時に投入されることが予想される。
ちなみに彼も俺と同い年なので頑張ってほしい。

SG(シューティングガード)

#6 比江島慎(宇都宮ブレックス/191cm)


<略歴>
長い間エースとして日本代表を引っ張ってきた点取り屋。大学時代から日本代表として活躍し、Bリーグ屈指のスコアラー。
2017-18シーズン(当時所属はシーホース三河)はBリーグMVPに選出された。

<ここに注目>
彼の魅力はなんといっても得点能力。中でも、”比江島ステップ”と称される独特なステップインを駆使した1on1は初見殺し。独特な得点嗅覚を持っており、ペイントエリア(ゴールした付近の色がついている区域)まで入っていけるのが強み。アウトサイドシュートも上手いので2ndユニットで得点を重ねたい時間帯に活躍の場が求められそう。

#14 金丸晃輔(島根スサノオマジック/192cm)


<略歴>
日本No.1のシューター。フル代表に正式に加入したのは昨年の2月のアジアカップ予選からと代表経験は短いが実績は十二分。Bリーグ5年連続ベスト5選出に加え、直近のシーズンではリーグMVPを受賞した。

<ここに注目>
時に”変態”とも称されるほどのシュート精度を誇り、一見タフに見えてしまうショットすら彼にとっては平常心。常に心を乱さず淡々にプレーする。とにかく期待するのはスリーポイント。本戦では八村や渡邊にマークが集中することが予期されるので空いた時には確実に射抜ける金丸にパスをうまく回したい。

SF(スモールフォワード)

#8 八村塁(ワシントンウィザーズ/203cm)


<略歴>
日本の大エースにして日本人3人目のNBAプレーヤー。2019年、ワシントンウィザーズに一巡目9位でドラフト指名されてから常にスタメンで安定した活躍。ルーキーシーズンはオールルーキーセカンドチームに選出された。

<ここに注目>
あらゆる面で突出しすぎているので注目点は、”すべて”なのだがその中でも特筆すべきはミドルレンジ(ゴール下より遠くスリーポイントラインよりも内側の中距離程度)でのオフェンス。簡単に点を取るに見えるが、一つ一つのスキルが洗練されており美しい。また、当然身体能力も高いのでゴール下での争いや速攻の場面ではダンクも披露してくれるはず。

#12 渡邊雄太(トロントラプターズ/206cm)


<略歴>
日本人屈指のオールラウンダーにして、日本人2人目のNBAプレーヤー。日本の高校を卒業後、大学から渡米。NBAチームとはなかなか本契約を貰えず苦労したが、昨年遂に念願の本契約をトロントラプターズと交わしローテーション入り。日本代表のキャプテンを田中とともに務める。

<ここに注目>
渡邊はとにかくプレーの幅が広いが、中でも注目なのはディフェンスでの貢献度。長いウイングスパン(手を広げた時の長さ)を活かし相手にプレッシャーをかけ、206cmの身長がありながら相手の小柄な選手をマークできる機動力を兼ね備える。
当然オフェンスもNBAレベルなので八村に次ぐ得点が期待される。NBAでも約4割の成功率を誇るスリーポイントや相手からファウルを引き出す駆け引きにも注目。

#18 馬場雄大(メルボルンユナイテッド/198cm)


<略歴>
これまでの日本人プレーヤーが歩んでこなかった独自路線をいくパイオニア。筑波大学でインカレ3連覇達成後の4年時、Bリーグアルバルク東京に入団し田中らとともに2連覇を達成。その後渡米しGリーグ(NBA下部組織)でのプレーを経て直近シーズンではオーストラリアのチームに所属。リーグ優勝に貢献して日本代表に合流した。

<ここに注目>
日本人離れした高い身体能力を活かしたトランジションオフェンス(速攻)とアジリティ全開のディフェンスが魅力。主な役割としてはディフェンスで相手のエースクラスにマッチアップすることが想定されるので相手にボールを持たせないくらいのハードな動きが要求される。相手からボールを奪って速攻に持ち込めばあとは彼の独壇場、十八番の”ダンク”を披露してくれるだろう。常に強気のメンタリティにも注目。

#88 張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ/198cm)


<略歴>
当落線上の代表選考から強化試合を通じてアピールして代表入り。出身は中国だが幼少期に日本に帰化しているため日本人枠で出場可能。7月初旬の親善試合で目付近に打撲の怪我を負ったが順調に回復。

<ここに注目>
強靭なフィジカルで外国選手に対しても当たり負けしない稀有な存在。ポジション的に日本のキーマンである八村、渡邊を休ませる時間帯にサイズを落とさずに交代できるのでラマスHCからの信頼も厚い。マルチに活躍できる選手ではあるが、高確率のオープンスリーポイントとインサイドで当たり負けしないディフェンスに特に注目。

PF(パワーフォワード)

#23 エドワーズギャビン(千葉ジェッツふなばし/206cm)


<略歴>
帰化枠の熾烈な争いを猛アピールで勝ち残った日本のインサイドの要。Bリーグでは富樫と同じく千葉ジェッツに所属し、直近のリーグ優勝に貢献。2020年1月に帰化したが代表デビューは21年に入ってから。

<ここに注目>
インサイドプレーヤーでありながら速攻の先頭を走ることができる走力とフィジカルコンタクトを厭わない強さが魅力。スタートで出場した際には1on1での得点よりもスクリーン(味方を生かすために衝立になりディフェンスを引っ掛けるプレー)からフリーを生み出す動きが求められる。また、速攻の場面で最も持ち味が出てくるプレーヤーなのでその献身性に注目してほしい。

#34 渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス/207cm)


<略歴>

日本代表若手のホープ。ハワイ出身でこれまではアメリカの大学でプレー。来シーズンからBリーグでのプレーが決まっている。フル代表に選出されるのは今回が初めて。

<ここに注目>
高くて力強いリバウンドが1番の持ち味。経験の浅さから判断が遅かったりプレーの精度にはまだ課題があるがポテンシャルは十分。本戦でどこまでプレータイムが貰えるか微妙なところだが、ゴール下でボールが貰えればダンクに叩き込める力は持っているのでダイナミックなプレーに期待したい。

C(センター)

#32 シェーファー アヴィ 幸樹(シーホース三河/206cm)


<略歴>
日本の伸び盛りのビッグマン。アメリカ人と日本人のハーフで、八村とは同い年。若手ながらBリーグではアルバルク東京→滋賀レイクスターズ→シーホース三河と3チームを経験しプレーの幅を広げている。

<ここに注目>
高さを生かしたディフェンスでのゴール下でのリムプロテクト(相手のシュートを妨害すること)とオフェンスでの合わせのプレーに期待。ギャビンや八村を休ませる時間に出場して繋ぐことができれば完璧なので役割を限定して奮闘したい。味方がクリエイトしてくれたシチュエーションを確実に決め切ることが求められる。

ラインナップ考察

スターティングメンバー
PG 田中
SG 馬場
SF 渡邊
PF 八村
C  ギャビン

ベンチメンバー
富樫、ベンドラメ、比江島、金丸、張本、アヴィ、渡邉
※バスケは交代が自由なので流れ、ファールの状況に応じてラインナップを変更可能。

おそらく本戦は渡邊、八村は30分以上出ることになりそうなので周りのプレーヤーがどこまでできるかがキーポイント。

試合スケジュール

7/26(月)21:00~ VSスペイン
7/29(木)13:40~ VSスロベニア
8/1(日)13:40~ VSアルゼンチン

テレビ放送がない場合はgorin.jpで観られるはず。

まとめ

みんな、バスケ見よう!

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